インドネシアの 紹介
(内容は順次追加しま すのでご了承ください)
国名 独立 国土 気候 時間 人口 民族
言語 宗教 政治制度 地方制度 教育制度 鉄道
国名: インドネシア共和国 (Republic of Indonesia)
(インドネシア語ではRepublik IndonesiaでR.I.と略します)
独立: 1945年8月17 日が独立記念日です。日本の終戦の二日後です。
独立の宣言文は、ジャカルタのモナス(独立記念塔)で見ることができます。
また、ジャカルタのプロクラマシ通りに宣言のモニュメントがあります。
国土: 赤道を挟んで南北は 北緯6度08分から南緯11度15分、東西は東経94度45分から141度05分に位置し、大小18,110(2003年報告) の島から成り立つ群島国家です。
面積は陸地部190万k㎡、海328万k㎡で、国土の62%が海ということになります。
東西5,110km、南北1,880kmで、大きさとしてはほぼ北アメリカ大陸と同じくらいの感じになります。
大きな島としてスマトラ島(Sematera)、ジャワ・マドウラ島(Jawa-Madura)、カリマンタン島(Kalimantan)(ボルネオ島の 南部分2/3)、スラウェシ島(Sulawesi)、パプア(Papua)(ニュウギニア島の西部分)などがあります。小さいながら有名な島にバリ島 (Bali)があります。
気候: 熱帯性の気候で雨季 と乾季の2シーズンです。
4,5月~9,10月が乾季で、10、11月~3,4月が雨季ですが、地方により、年によってかなり変わります。(※特にここ10年ぐらい でずいぶん変化があり、なかなか教科書どおりにはいかなくなってきています)
平均気温は沿岸部で28度、内陸部で26度、高地で23度、湿度は70から90%となっています。都市部では昼間は32度を超えることがしばしばあり、夜 間は温度が下がります。乾季は比較的からっとしており、木陰はとても心地よいです。でも日中の陽射しはとても強いので注意が必要。現地の人もおしゃれな人 は、日中外へ出るときは長袖着用です。また高い山の夜明けはかなり気温が下がります。2000mに近いところへ行かれる場合は、セーターにプラス上着を用 意したほうがいいです。
※東チモールでは雨季、乾季、秋(落ち葉の季節)の三季といっていました。私が訪れたのは秋。極端な水不足で黄色い葉が多く見 られ、やがて落葉するとのことでした。そして訪れる短い雨季にまた緑が蘇るとのことでした。
時間: 時間は地域により3 つに分かれます。
1.西 インドネシア時間(WIB) 日本時間-2時間(スマトラ、ジャワ(ジャカルタ)、
                              西、中央カリマンタン)
2.中央インドネシア時間(WIP)日本時間-1時間(東カリマンタン、スラウエシ、
                                                                バリ、ヌサテガラ)
3.東 インドネシア時間(WIT) 日本時間と同じ(マルク、イリアンジャヤ)
人口: 1999年現在2億 900万人(推計)。
出生率2.59%(女性一人あたり)、平均寿命64.7才です。
民族 およそ370の民族 からなる多民族国家です。民族によって顔かたち、習慣、服装、言葉、名前のつけかた、音楽、舞踊などが異なります。
言語: 公用語はインドネ シア語です。
マレー語の系統であり、リアウ島を起源とし、オランダ語、中国語、サンスクリット語、アラビア語、ポルトガル語が加えられ、近年は英語の変形が加えられて います。マレーシア語とはかなり共通部分があります。
各民族はそれぞれ独自の言語をもっており、67群あるとされています(ある参考書には128種載っています)。現地、ある いは自分の家庭内ではそれぞれの民族の言葉で話していることが多い。ジャカルタではジャワ語を使う人が多いし、ちょっと西のバンドンへ行くとスンダ語を使 うといった具合です。
若い世代は学校でインドネシア語を習っているのでほとんどの人がインドネシア語を理解できますが、年取った 人、あるいはテレビを見る機会のない人たちはインドネシア語が通じないことがあります。そういう時は子供を捜して通訳を頼むのがよいと思います。
地方で生活をする場合はその土地の言葉を覚えることがベストです。心の距離も近くなり、内緒話も理解でき、ものの値段も安くなることが期待できます。

主な地方語として、アチェ語、バタック語、スンダ語、ジャワ語、ササック語、チモール語、ダヤック語、ミナハサ語、トラジャ語、ブギス語、ハルマヘラ語、 アンボン語、イリアンジャヤの言葉などがあります。

宗教: 宗教はとても大事 にされており、国の統一を守るために宗教間の調和を保つこと、国の発展に宗教が寄与すること、お互いの宗教活動を護ることなどを憲法に定めています。
公認されているのはイスラム教、カトリック教,プロテスタント教、ヒンドウ教 、仏教の5つで、一番多いのはイスラム教徒となっています。従って、役所の人事異動の式など多くの場面がイスラムの考えで仕切られることがあります。
それぞれを代表する組織は次の通りです。MUI(イスラム)、PGI(プロテスタント)、KWI(カトリック)、PARISADA(ヒンドウ)、 WALUBI(仏教)。
宗教施設の建設や教育に支出がされているのは日本と大きく異なることです。中でもイスラムのメッカ巡礼は大きな行事であり、国も大いに関与しています。
宗教行事の実体は、かなり土着の宗教によってアレンジされており、葬礼の儀式などはそれぞれ独特なものがあります。スラウェシ島のトラジャはキリスト教徒 の多い地域ですが、その葬式は我々の持つキリスト教とはかなりイメージが異なります。

政治制度: 国民の直接選挙に よる大統領制です。

議会はDPR(Dewan Perwakilan Rakyat 国民代表会議)とMPR(Majelis Permusyawaratan rakyat 国民評議会)の二院制。

     



地方制度: 準備中
教育制度: 準備中
歴史: 準備中
鉄道: 首都圏の鉄道:(2007/07/15記)
(ジャカルタ近郊線)
鉄道はPT KAという鉄道会社が運営しています。
ジャカルタ周辺はJABOTABEK(ジャボタベック)
(最近はJABODETABEK-Jakarta,Bogor,Depok,Tangerang,Bekasi)と呼ばれており、電車線が放射状になっています。
ジャカルターボゴール線、ジャカルターブカシ線、ジャカルタータンゲラン線、それにタナアバンースルーポン線があります。
電車はエコノミーとエクスプレスの2種類になっており、エクスプレスでは日本からの中古車輌が使われています。エクスプレスはすべて冷房(AC)付きで、速く、安全(治安面でも)、快適です。日本からの車輌は東京都営交通の6000形72両の譲渡に始まり、その後JRの103系、東急の8000形のほか、東京メトロの東西線、京葉高速からの車輌も海を渡っており、まもなく(2007年8月)合計212両になります。これらの車輌はいずれもメンテナンスがインドネシアの比べ各段によい状態なので、関係者からの評判もとてもよいようです。

最近の話題ですが、2007年7月9日よりタナアバンースルーポン線に電子切符が導入されました。日本のスイカなどと同じもので、チャージすることにより繰り返し使えるし、定期券にもなるということです。このシステムを使う線のホームは一般のエコノミーとは別になっていて、電子切符を持たない人は入場できない様になっているそうです(※まだ私はこの目で見てはいませんが)。電子切符のシステムは、ジャカルタ市内の「バスウエイ(専用レーンを走るバス)で実績を積んでいるので、自信を持っているようです。
このシステムで期待されているのは、無賃乗車の防止です。今までのエコノミー車輌は大勢の無賃乗車があり、それが治安を悪くしていること、扉を開け放してしまうこと、屋根に乗ってしまうことなどなど鉄道会社の悩みになっていました。




前のページへ