2006/07/16
String Name at 1-5,s and R2,Lp
Mizz Code Basics 13
「紐の名前 1-5,sとR2,Lpの場合」です。 1-5,sとした後、Lp の紐を、R2 に飛ばすとこの絵となるのはお分かりいただけるでしょうか。分からない方は、改めて下の絵を見て、1-5,s となっている時、紐Lpとはどの紐かを確認して、改めて、上の絵で目的地のR2とはどこかを確認して、Lpの紐がR2に飛んだ結果、紐はこのようになることを理解してください。
上の絵は、その結果、紐の名前がこのようになっている、と説明しているものです。ここまで来れば、紐全体を表すことはもう必要もなく、また実際上、出来ない相談です。1-5,s R2,Lp という2ステップを実行したものですから、仮に、このようにステップコードを書いても表すことができるかも知れませんが、ステップ数が増えれば、大変ですし、その必要はほとんどないのです。
仮に、ここで、左手の紐を全部外すなら、L という外しのコードを書けばいいし、左右とも全部の紐を外すなら、s と書く方法があります。あまり意味はありませんが。
L 側の紐名については、なにも難しいことはないでしょう。指の地点名が分かれば、書けると思います。ですが、Rp については、事情が違っています。ここで、L2,Rp というコードに出くわしたら、困るはずです。新しいR2の紐でR2が3つの部分に分断されているからです。中央のR2の指の下にある部分が代表的な紐とも言えますが、その左右にも存在しており、L2に、いずれかの紐を飛ばせば、それぞれ違った結果となるからです。結果が同じなら、何も、分ける必要はありませんが、結果が違えば、厳密に紐を指定しなければ、同じ結果を得ることができません。
そのため、Rp については、絵のように、1側の紐をR1p、 2の下の紐をR2p、 3側の紐をR3p、と別々の名前を与えているのです。R1b Rp R5a とも言えないことはありませんが、指の数字とpを組み合わせた書き方の方が紛れないと考えて、この命名法を決めたものです。
さて、絵の下の方に2 R2,p/(=R2,Lp) とあるのが、見えるかと思いますが、/(スラッシュ)記号で目的地側から見て、相手側の手にある紐を示す時に、このように簡略書きできるのです。L R と一々書くよりは、見やすく、分かりやすいと思って導入しました。どちらでもいいのですが、この簡便法も認識しておいてください。私は大抵簡略スラッシュを用いてコードを書く事が多いです。(注: 目的地側から見て、目的地側にある紐については、/ もLRも無しで表します。前回のMizz Code Basics 12で述べていますので、見直しておいてください。この簡易記述法もぜひ使ってもらいたいところなのです。)
次回は、この絵(上)から、次のステップ L2,2p/ としたものです。どのような結果となるかは、もう十分把握されて居られると思いますが、やってみて、次回の絵でその結果を再確認してください。宿題です。
String Name at
1 1-5,s
2 R2,p/ (mizz code)
String Name at 1-5,s (mizz code)
mizzstring
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