2006/07/20
String Name at base and R2
Mizz Code Basics 15
「紐の名前 base とR2の場合」です。 0 base
1 R2
とbase としてから、R2を外すと、この図となります。前回の宿題の解答ですが、間違い様もないでしょう。でも、糸名となるとやや問題です。新しい呼び方を必要とします。別の糸が上側に生じれば、元の糸は分断されます。そこで、元の糸にかかる新たな糸をジャンプすれば、元の糸のその先になると云う訳で、j 記号を追加して、どの糸かを確定しているのです。そんなには難しいものではありませんので、なるほどとお分かりいただけると思います。
新たな糸Lpについては、なにも分断されてはいませんので、p のままですが、L2a L2bはpによって分断され、L2a とL2aj とに区別されているのです。L2b についても同様です。次に糸を飛ばす場合、どの糸を飛ばすかで、j の有無によっては、違った形へと進むことになります。
この場合は、2aとか2bとかを飛ばすのは、かなり窮屈です。大抵は2ajか2bjを飛ばすでしょうが、だからといって、2a 2b は選択肢から消えている分けではありません。その先に面白い形がないとは限らないのです。どこまでも選択肢なのです。
0 base
1 R2
とここでは書いています。
1 1-5,s
2 R2,p/
3 L2,2p/ [base]
4 R2
と書いてもいいのですが、上のように省略して書くことにしています。出発形コードはステップ0とすることで、最初にベースという出発形を取って、以下進めるという意味をこのように表します。上の方が遥かにすっきりしているでしょう。
わざわざbaseを取ってから、外さなくても最初から、L2,s L1-5,s R1,s R5,s とかやれば取れる形ではありませんかと、そんな質問もありそうです。それも意味が通じればいいのですが、なんか読み取りにくい感じもします。実際に baseは簡単に取れて、だれでも扱いなれている形ですから、baseから始めて、どの指の糸かを外して、別の形にする方が分かりやすいと思います。実際にこのやり方も多用されていますし、いろいろな出発形が世界にはあるのです。それをおぼえるのは今度は大変です。でも、その大部分はbase からの取り直しで、出来るものが多いのですから、base スタートで書けば、おぼえる必要もなく、済んでしまいます。そのあとで、特別なスタート形の名前をおぼえても遅くはありません。
いろいろ述べていますが、ここはj記号を登場させるためのものです。この形が出発形となっているというものでもありませんし、国際的に名を知られた形というものでもありません。ただ単純に j の紹介です。jを使って糸名を正確に確定する方法を用いますよ、と説明しているところです。スタート形については、次回に取り上げます。
次回は、base とbase off という出発形を説明します。出発形はいろいろありますが、まずはこの二つになじんでください。特に、ベースは、出発形の基本中の基本です。もう一々 1 1-5,s 2 R2,p/ 3 L2,2p/ と書かずに、0 base で始めることになるのです。
String Name at
0 base
1 R2 (mizz code)
mizzstring
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