2006/07/30
X Narrow Wide
Mizz Code Basics 20
「細葉と幅広葉のX」です。
ご注意ください。最初の出発形は、base ではありません。base off です。ではコードをよく見て、追いかけてください。base off については、
(1)1-5,s (2)R2,p/ (3)L2,3p/ です。ステップ(3)がbaseとは違っています。もし、baseなら、L2,2p/と取るところです。その他のステップについては、特に説明はもう、要らないでしょう。前回前々回のステップと同じなのですから。
0+4ステップの短いコードです。まあ、大した形ではありませんが、僅かなステップでの形ですから、致し方ありません。さて、何もbase off で取らなくてもいいのではないか? と思うところでしょう。いいから、試しにbase スタートでやってみてください。どういうことか分かったでしょうね。これがbase off の効用といったところです。前回の形もbase off スタートにして、取ってみてください。スタート形によって、
以下の取り方が全く同じでも、違った形になるというか、別のものになったり、形にできなかったり、ねじれが付いたりなのでした。
僅かなコードですが、コードで形が取れると実感して頂けたと思っています。これがコードの魅力です。簡単なコードですから、いくらでも文字上で変更してみることもできるのはお分かり頂けると思います。なんなら、適当なコードをえいやっと書いて、それを取って見ることもやってみてください。出来るとか、いい形になるとかの保証はありませんが、試してみれば、その可能性があるかもと思うでしょう。
そして、この形から、さらに先に取って見るということになれば、ここでの糸名を明確化しなければなりません。でも、それほど厄介なことでもありません。糸数も多くはないのですから、全糸名を表示することも出来たでしょう。絵の通りです。左手が目的地のある場所と仮定すれば、スラッシュなしが左手の糸、スラッシュ付きが右手側の糸を示します。簡単ですから、自分で、自分に糸名を説明して見てください。下の絵でもどうぞ。上の絵で、もしかしたら、5aj/ と言う部分があるのではと思った方が居られれば、なかなかの眼力です。でも、そういう部分として名前を付けてもいいのですが、実質的には、1ai と同じですから、特別に表わす必要性は少ないでしょう。5a-1ai/ の糸に跨がれる 1b にもそんな感じの部分が生じていますが、同様 5bi/ で大丈夫でしょう。
次回からは、もう一つ先に進めます。今までの取り方とは違って、糸を他の糸の下側を通り抜けて飛ばすという、くぐり抜け経路での飛ばしコードです。マイズコードの糸飛ばしの神髄というものなのです。このくぐり抜け飛ばしこそ、手の動きではなく、糸の飛ばし方のコードであるからこそ、新たな特異性を持つコードとなったです。このアンダーパスコードこそ、マイズコードの神髄なのです。ぜひ、じっくりと学んでください。
X Narrow Wide (mizz code)
0 base off
1 1,2b
2 5,2aj
3 2
4 SPR & arrange
mizzstring
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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