2006/08/07
X Small Glass
Mizz Code Basics 24
「小さなレンズの眼鏡のX」です。
下に置いた前回のXの窓が、何か少しひねくれたとでもいうような形になりました。コードを比較して見てください。飛ばす糸は同じなのですが、アンダーパスの糸が違っています。従って、違う形にはなりましたが、前の形も残っている分けです。さて、ステップ1は、飛ばす糸は1b で、目的地は 1 です。アンダーパスは2bです。飛ばす経路が分かりますか? 2aはそのまま飛び越します。2bをくぐった後は 目的地へと戻る経路となります。2b の上を通り、2aも越して、1 に来るのです。たった一つのアンダーパスなのですが、全経路には、延べ4本の糸があるのです。
簡単なコードで書くことによって、コード間の比較もできるというのが、マイズコードの利点となります。コードの差が形の差でもあり、コードの類似が形の類型となったりするのが分かるところです。だからこそ、似たような、違っている形への足掛かり、手がかりとなる分けです。コードを比較してみることで、多少の予測もできますし、違いも確認できることとなります。文章形式の取り方説明では、出来ないことはないにしても、容易ではありません。1行完結のステップコードの優れているところです。
ステップの順序も問題となります。1と2を入れ換えて 1 5,(2a)5a 2 1,(2bj)1b としたら、全く違った状況に行き着くはずです。2と3を入れ替えれば、又大きく違います、と言うよりは、アンダーパスするはずの糸が消失しており、飛ばせない経路のあるステップコードという矛盾が生じます。
実は、この単純な不能ステップについては、その時点では当然分かりますが、ステップコードを見て行けば、気がつく場合があることに、気付かれたと思いますが、各ステップの矛盾をコードからチェックすることもある程度はできるのです。コードならではのポイントです。
次もアンダーパスの形です。ぜひアンダーパスをしっかりと習得してください。アンダーパスコードに慣れてください。アンダーパスを取り入れると、飛ばし方の選択肢は非常に多くなります。つまりバリエーションが取れるはずということです。名付けられるいい形になるとは限りませんが、幾らでも前人未踏の領域にあふれていると気がつくでしょう。コードで書き表せれば、世界の人々が取って楽しめるようになります。コードで書いてみることも試してください。いい形がありましたら、ぜひ、私にも教えてください。
X Small Glass (mizz code)
0 base
1 1,(2b)1b
2 5,(2aj)5a
3 2
4 SPR & arrange
mizzstring
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
|