2006/08/25
Sun and Clouds at Mountain
Mizz Code Basics 33
「山頂に太陽と雲」です。
題名を見ても、何処が山頂なのか、太陽はいずれか、雲とはどれを云うのかとか、言われそうです。こんな形を取ったら、こんな題名しか浮かんではこないでしょう。それともなにかいい名前がありますか? あったらぜひ、お借りしたいところです。
でも、言い訳ですが、なだらかな山があって、その山頂に雲があり、太陽の光が漏れてくると言った感じがしないでもないでしょう。太陽だけでは、ちょっと間がもたないので、雲なのですが、雲ばっかりでも情けないので、全部まとめて面倒を見た次第です。さて、問題はマルチパスコードにあるのです。アンダーパスの一部を省略して、s と書いていることろです。ステップ1 では、5aの糸が1b の下をくぐって、5に飛ぶというものですが、1bまでの間、及び 1b から 5 までの経路のアンダーバスをまとめて s と表したところです。
このパスを取り上げたものですから、こんな形が登場した分けです。実際はマルチパスの書き方に関するものを示して見たものなのです。もし、省略なしに、全パスコードを書けばどうなるかというと、 5,(2b 2a 1b 2a 2b)5a と書く必要があります。いかにも長過ぎます。最も遠いパスは1b であって、全てアンダーパスですから、その前後は当然明らかになっています。その明解な部分を s で置き換えることができるのです。
もし、途中にオーバーパスが入る場合は、全部書く必要があります。省略できないのです。仮に、1b までの経路と 1b 後の経路が順序は逆ながら同じだとしても、オーバーパスがあれば、省略書きの方法はありません。アンダーのs の場合だけしか省略できないのです。沢山のパス経路が明解に示されれば、飛ばすことができるのです。s と書く省略方法も時には使えるということです。
マイズコードの基本はこの、目的地,(パス)糸 でステップコードを書くということなのです。ここまで来れば、自分で取って、コードで書き表すのもなんの雑作もないことです。いろいろと試して見てください。次回は、もう一つの糸の飛ばし方を説明します。コンマとは違った方法があるのです。
Mountain with Sun and Clouds (mizz code)
0 base
1 5,(s 1b s)5a
2 1,(2a)1
3 2
4 pull 5a near to center
5 SPR & arrange
mizzstring
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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