2006/08/27
String Flying through on tips contact
Mizz Code Basics 34
「指先タッチ渡し」です。
まず、左側の絵ですが、base とした後、L1,2 とした絵です。これはもう説明なしで、お分かりのことと思います。さて、L1,2 ではない方法で、2の糸をL1に送る方法があるのです。右側の絵のように、指先をタッチさせて、2の糸をL1に渡す方法です。どこが結果的に違うのかは、指先タッチで渡す指によって、違いがありますが、ここでは、ひねりが一つ加わるのです。2の糸のa b が、1に渡った時b aと逆転するからです。
この方法を、L1T2 とmizz code は書き表します。コンマの代わりに、大文字のT がその意味を表します。ここでは、L1,2とした後、新しいL1にひねりを加えれば、同じものとなりますが、どの指をタッチさせて、渡すかにより、その結果の糸の状況は違っていますので、独立したものとして、T 記号を用いるものとします。左右の指をタッチさせて渡すことも少なくありません。コンマ渡しとT 渡しの二つがあるということです。
このT 渡しが加わることで、糸飛ばしの選択肢は、また、一挙に増えることになります。ここまでのコードを駆使するだけで、相当の綾取りが出来るはずですし、ステップ数は自由ですから、ほぼ無限の形があるとますます強く認識していただいたことと思います。
人類が滅亡するまで、人類が取り続けたとしても、取りきれる数は知れたものに留まるはずです。いくらとっても、もっと別の形にあふれているのです。見つければ、見つけただけの形が誰もが見ることができるようになりました。それでも、見尽きない宝庫があるのです。少しでも、見つけたいというものでしょう。
「目的地 T 糸」という糸飛ばしがあるのです。この方法は全て単純に指先の接触で出来た橋を通るものですから、上を行こうと下を行こうと結果的には差が生じないことが多いと思います。複雑なTを考えたことは今のところありません。なにか見つけたらぜひ、教えてください。
Path through on tips contact bridge (mizz code)
0 base
1 L1T2
mizzstring
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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