2006/10/24
Diamonds 12 Open 4+4n
Mizz Code Basics 63
「ダイヤモンド 12 開 4+4n」です。
純正ダイヤモンド 12開 となりました。これを取りたいばっかりに、そうして、いくつでも取りたいばっかりに、ダイヤモンド・キックスを解説して来ました。いや、コード開発をやったということです。このコードは、4+4n (n=1,2,3...)ですから、まず4があり、8があり、12があり、さらに形としたことはありませんが、16 20 24 が理論的には取れるのです。コードはそれらの全てを網羅しています。
取れてしまえば、もうどうということはありません。上手く取るとか、速く取るとか、を別に求めるわけではありませんので、あとは気軽に気楽に楽しむことができるというものです。コードを忘れても、多分手が覚えているでしょうし、いや、忘れたら、コードをちらっと見て貰えば、どうということなく取れるでしょう。ダイヤモンド長者の気分に成れるのも、綾取りならではのものです。
絵はなんとか描けるでしょうが、16は大変困難です。何故かと言えば、紐はすでに様々なねじれを予め持っているものです。そもそも沢山の糸を撚って紐にしているからです。そして、綾取りはさらにねじれを加えているのです。糸が反発して来ます。
このねじれに逆らって、形にするためには、一つは張力ですが、16ともなれば、滑車理論を持ち出すまでもなく、沢山の掛かりがあり、全部の糸に同じ張力を与えることなど、できはしないので、形とはならないのです。滑車ではなく、摩擦を考えれば、さらに厄介です。摩擦に抗する力は各摩擦点に均等には掛かりません。手に近い方のダイヤモンドは多少協力を見せますが、手から遠くにこぼれているダイヤモンドはとても云う事など聞きはしません。かくて、私の場合は、12個しか、なかなかものに出来ない次第です。掴み取りのようなものなのです。
もう一つは撚りの解消です。緩めてなじませ、手心、手管の世界ですが、私は、その点が苦手なものですから。直ぐに面倒がるので、出来ないのです。
えっ?これでは6個 10個が取れないですって? なんでですか。コードを見れば気がつく程度の話ではありませんか。2個も取ったし、4個も取ったでしょう。なにがご不満というのでしょう。ダイヤモンドに縁が無かったと云うしかないですね。ではなくて、偶数ダイヤモンド開が自由に取れると言った以上は、最後まで、余計な面倒を見させて貰います。小さな親切大きなお世話で、6個 10 14もコードを示します。ご心配なく。
純正も取れるし、バリエーションも取れるし、遂に、ダイヤモンド賞を受賞できる資格を得た分けです。残念ながら、賞品はダイヤモンド、しかも自作となりますので、お好きな様に、いくつでも欲しいだけどうぞ。
次回、ダイヤモンド 12 開 4+2n で、純正ダイヤモンド編は一先ず終了します。でも、コード解説は続きます。まだあるのです。
Diamonds 12 Open 4+4n (mizz code)
0 base
1 1
2 1,2
3 1 kick
4 5 kick
5 2.3,5a
6 1 tkickp
7 5 cpkick [Diamonds 4 open]
8 repeat 3-7[n] n=1,2,3...
9 SPR & arrange
mizzstring
誠に申し訳ありませんが、2006年5月末以前のバックナンバーには絵(図)が出ません、ご了承ください。
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このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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