2006/10/26
Diamonds 12 Open 4+2n
Mizz Code Basics 64

「ダイヤモンド 12 開 4+2n」です。
4+2n (n=1,2,3...)です。4,6,8,10,......と純正ダイヤモンド 12開が取れます。沢山一遍に取るとなれば、4+4n の方が効率はいいでしょうが、偶数をこまめに追うとなれば、下の絵の方法と、この組み合わせが必要でしょう。これで、偶数純正ダイヤモンド開は完璧に取れるというものです。かくて、ダイヤモンドバリエーションの世界も限りなく広がるというものです。

下の絵も、上の絵も同じダイヤモンド12開です。ですが、詳細に見れば、糸の上下(ノーマルポジションで)あるいは 前後(ディスプレー ポジションで)違いがあります。コードをきちんと追いかけられた方は、当然その違いの由来がお分かりになっていることと思います。手の動きが違っているのですから。

このように、外見は同じでも、糸掛かり違いの形は、必ず存在します。同形糸違い を英文では、Look-a-Like Figure と言っています。こうした同形糸違いが、ある形で幾つあるか、というのが紐理論の一端にあり、数学的な追及ができるようになっています。もっとも、綾取りは結び目が0という特殊形ですから、単純です。テーブル上も含めれば、交点の数の自乗の組み合わせが存在します。かなりの同形糸違いが存在するということです。ですが、実際に形として、両手の間で、保持できるかどうか、単なるぶら下がりを排除しての形としての保持としたらどの程度の形が存在しているかといった追及は、取り手の感覚も含めて、綾取りの特有世界のものとなります。先で、例を挙げて説明しますので、この同形糸違い論については少々お待ちください。

私も、これらの純正ダイヤモンド開が偶数なら、いくらでも取れることができるようになってから、これらのコードに一定の自信を持ちました。かくて、いろいろと実戦で鍛えてきました。表現の仕方も多少修正を加え、今日に至りました。いろいろな綾取りを追いかけて、コードで書き直して、取れるようにすることで、実用的なものとしてもそれなりの効用があると、判断できるようになりました。

とはいえ、綾取り世界は、広大無限です。手の動きや伝統的な取り方によるものの魅力も尽きません。形は取れても、その手の動きをそのままコード化することはできない話です。手の動きの巧みさ、伝統的な技の面白さは、これもまた受けついで行くべき財産なのです。新たな形の創造となれば、コードの魅力はかなり大きな位置を占めると思います。そこがコード化の位置づけなのでしょう。分かりやすさばかりでなく。

さて、此処まで来たのですから、次回は、異形取り混ぜのダイヤモンド バリエーションを少し取ってみることにしましょう。コードを追ってぜひ取って見てください。



Diamonds 12 Open 4+2n (mizz code)

0 base
1 1
2 1,2
3 23,5a
4 1 tkickp
5 5 cpkick
6 R1 kick
7 R5 kick
8 R23,5a
9 R1 tkickp
10 R5 cpkick [Diamonds 4 open]
11 repeat 6-10[n] n=1,2,3...
12 SPR & arrange




mizzstring








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このマイズコード解説シリーズについては、
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琵琶湖水質図28 DO7(7-6)
http://www.mag2.com/m/0000164231.html

世界の風景を空から見るならば
マラガ市
http://www.mag2.com/m/0000163647.html

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