2006/11/05
Hexagon with 4 Pearls
Mizz Code Basics 69
「六角形 4つの真珠付き」です。
前回のサッカーボール ネットを取る時に、多分苦労したことと思います。この絵のような形になりかかり、下の絵のように仕上げるのに苦労したでしょう。逆にこの上の絵のように仕上げるのには、下のように出来上がったりで、面倒を感じたことと思います。
上も下も、取り方コードは全く同じです。小さな形の名前でも、説明していますが、蛇絡みと真珠は同じものの変形です。どちらにでも変えられます。取っただけで、どちらにでも出来るというものではありません。多少は、形づくりの手間を最後に加えるしかないのです。テーブル上で形を仕上げて、もう一度手に取るということも必要でしょう。
このように、同じ取り方で、最後のarrange の所で違った形になるもの(するもの)を、同法異形とでも言い表すのでしょうか。私は単純に、根性違いと呼んでいます。同じ方法で取りながら、違った形に仕上がる分けですから、糸の根性が曲がっていると言う意味で名付けています。蛇絡みと真珠の関係はまさに根性違いの代表でしょう。
取り方は同じでも、取る時に糸に加えるひねりや戻しは、それぞれの時々で違ってきます。糸のどこにそのひねりが残っているかで、最後の形とする時にすんなり云う事を聞いて呉れるか、根性曲がりで、根性違い形になるかが分かれます。技法を究めれば、この六角形もサッカーボール ネットも自由につくり出すことができるかも知れませんが、私の根性の問題もありそうで。
それに、糸そのものの製作、糸を結んでループにした時のひねり状況、その後の使い方でのひねくれ方等々、根性違いの原因は沢山あるのです。やって行けば、蛇と真珠以外の根性違いにも出くわすだろうと思います。やっていれば、根性違いもありがたく思えるというものです。何一つ新しいナバホ取りをせずに、練習形を示すことが出来ました。いい根性しているでしょう。
次回は、N(ナパホ)取りの別の形を紹介します。コードは単純ですから、十分読み取れることと思います。
Hexagon with 4 pearls (mizz code)
0 base
1 1,2a
2 1N
3 5,2b
4 5N
5 2
6 SPR & arrange
mizzstring
誠に申し訳ありませんが、2006年5月末以前のバックナンバーには絵(図)が出ません、ご了承ください。
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このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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