2006/12/03
Wry face of Otafuku-san
Mizz Code Basics 83
「お多福さんのしかめっ面」です。
さて、e コードが登場します。ステップ3の5e,qd とあるのがそれです。下には前回の涙の峠道がコードと共に置いてありますので、まずは比較してください。5,qd と 5e,qd との差がこの形の差となるということです。
e コードとは、どのような取り方かと言えば、飛ばし先に糸を持っていくのですが、飛ばし先の指に糸を置く瞬間に、その指にある元の糸を外して取るというものです。最初から外して取るのとは違うのです。糸を外してしまえば、飛ばす糸の状況が変わってしまうため、飛ばせないからです。この取る瞬間に外すというのが、e コードの意味です。早速やってみて、その効用を確認し、出来上がる形の違いを実際に比較してみてください。
簡単な他愛のないコードのようですが、いろいろとやっていると、その効用を無視はできないのです。必要なコードとなってくるのです。従って、試しにやってみれば、このように形の違うものが取れるということになるのです。必ずこのような効能があるというものではありませんが、時には違った展開があり、その面白さを感じさせて呉れます。
コードの説明で、(1)2.3,qd (2)5 (3)5T2 と詳細ステップを示していますが、一つの方法で、取る糸を2.3に飛ばして置き、元の5(糸)を外し、コンタクト渡しで、最終飛ばし先に送ると言う方法です。実際には左手の場合は右手で取って、飛ばし先に置く時に、飛ばし先の元の糸を外してから置くというもので、右手には左手で同じように外し置きするということです。糸が勝手に飛んで呉れるものではありませんので、あたかもそのように、いろいろな方法でそれを実現するというのが、マイズコードなのです。
どのように指を動かして取るかは、マイズコードにはありません。5e,qd とあるだけです。でも、qd の糸を5に飛ばし、取る(置く)瞬間に元の5(糸)を外して取る(置く)ということを示しているだけです。どのように飛ばし、どのように置くかは、どのように指を動かしてもいいのです。コードの示すところを、その結果を求めているのみなのです。でも糸、目的地、目的地に着地させる時の約束と完璧に明解でしょう。
もう一つの、似た様なコードを説明します。例によって、まずは何の変哲もないコードの形からです。
Wry face of Otafuku-san (mizz code)
0 base
1 1,(2b)5a
2 2
3 5e,qd
4 5 old(5bo-5bo)
5 1 kick
6 SPR & arrange
mizzstring
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このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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