2006/12/05
Apple Section
Mizz Code Basics 84
「りんごの断面」です。
もう一つのコードは、F),s というものです。F,s は基本中の基本ですが、そこに片括弧が付いた F),s という取り方コードがあるのです。そのコードを説明する前に、片括弧がない取り方コードの形を取って貰います。このりんごの断面というのが、そのコード群です。勿論なんの変哲もない単純明解コードですから、まずはご協力。下にはFe,s としたお多福さんのしかめっ面を置いていますが、 よく似ているコードなのです。僅かな差ということもお分かりになるでしょう。
絵にあるコードを追いかけて取れたでしょうか。(1bi=pa)という説明がコードにありますが、pのa側に続く糸というもので、Normal Position で、Heart Side にくるp と繋がっているところの糸ということを表してみたものです。反対側はpb となります。ヒントになればと言う意味ですが、分かっていただけたでしょうか。
後はkickが2つ。テーブルに形作りを手伝って貰うというのが(on Table assist)というわけです。膝の上でやっても、何処でやってもご自由にどうぞ。りんごの断面の形ができたでしょう。上のグレー文字に、F),s はコードにありませんが、その機能を知るために、そのコードのない場合の形とコードを示しているものです、という意味です。
この形が、)を追加するだけで、(何処にとは言っていませんが)違った形になるというわけです。これも実際にやっていて、糸同士の関係で形がすっきりと取れたり取れなかったりするケースを幾つか経験することから、この取り方コードに気付いた次第です。やっていると、新たなコードが必要にもなってくるいい例なのです。糸の現場が新たなコードを求めているのですから、現場こそ創造の泉でもあるということです。
形とコードを見ていれば、ステップ1か、ステップ3しか、 ) を置けないではないかと思いませんか。思ったらそこの現場でなにが起こっているか気がつくかも知れません。いろいろとやってみれば、ふと、) コードの意味が分かるかもしれないのです。いろいろと挑戦、試行錯誤してみてください。適当取りの神髄がそこにあるのですから。
さて、次回は当然、F),s とした場合の形となります。ぜひ、お楽しみに。
Apple Section (mizz code)
0 base
1 1,(2b)5a
2 2
3 5,1bi(=pa)
4 1 kick
5 5 kick
6 SPR & arrange (on Table assist)
mizzstring
次回の絵を、すぐ見たい方は mizzブログ。
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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