2006/12/11
X Door
Mizz Code Basics 87
「X ドアー」です。
ステップ3に0*コードがある例題です。4ステップコードの簡単なものですから、取って見てください。両端の線が決まっているでしょう。これが 1-5,(0*)1-5 コードがつくり出して呉れる形なのです。いろいろな試し取り、適当取りに、この0オーバーコードを応用してみてください。
ここでは、開始形パリから取り始めています。当然ながら、どのような開始形でも、以下のステップとすることは書き方上では成り立ちます。でも、base ではちょっと効果が見えません。base off ではちょっとずれた感があるドアーが来ます。paris ba では同じ形の糸違いにしかなりません。paris 2 ではクロスが掛かります。paris 3もあるわけですから、やってみれば、蛇絡みのドアーとなります。
パリ2 から、L2TTとして、ステップ1以降を取れば、フルクロスのX ドアーが取れることになります。このようにいろいろと取ってみれば、そのコードの形の上での意味が分かってきます。簡単な形のパリエーションはほんの一つのコードから創作できるということもお分かり頂けるはずです。
コードの可編集性が、創作への手がかりになるということです。文章での取り方では、この便利さが生きてきません。これがコードのコードたる由縁です。俳句が文字の羅列の編集でもできるのと似ています。文字では、いい句にはなかなか到達できませんが、綾取りコードの羅列は、それなりの形やヒントに出会う機会はかなり多いのです。コード取りをやってみることです。そしてコードを替えて、また取ってみることです。すでにコードを書いていれば、形としての固定化もできているのです。多くの人に、このコードを利用してもらいたいものです。マイズコードで書かれていれば、私でも容易に取れるでしょう。待っています。
あとは付録的な解説となります。幾つかあります。でも、今までのコードが主軸です。もう十分創作への手がかりは整ったことでしょう。活用してください。
次回は、base という開始形の同形糸違いの話です。同形糸違いを取る場合だけは、いい道具ですが、それ以外は同形ですから、大した意味は出ないのですが、何かあるやもしれません。追及未了分野なので、私には話は出来ませんが、研究材料です。
X Door (mizz code)
0 paris
1 1-5,2 [X Parallel]
2 0,p/
3 1-5,(0*)1-5
4 SPR & arrange
mizzstring
次回の絵を、すぐ見たい方は mizzブログ。
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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