2006/12/13
Look-alike Base
Mizz Code Basics 88

「開始形 baseの同形糸違いを取る」です。
開始形baseについては、何も追加することはないでしょう。誰でも取れるはずです。そのbase の同形糸ちがいについて取り上げることにしました。base を取って、ディスプレイ ポジションの形を見れば、当然ながら、上の図のように各指に糸がかかり、交点(1)(2)が生じているはずです。絵では、その交点の前後が空白で示されていますが、この交点について考えれば、どちらかが前に来るはずですから、各点で二つの前後関係が生じており、計 4通りの同形糸違い形があることが分かると思います。

詳しく見れば、下の交差のような4種類があり、それぞれ名前をつけています。マイズコードのbaseの4種類の名前です。そしてその取り方のコードが示されています。L base はステップ2と3のRとLが違っています。
v base Lv base はそれぞれbase L baseから取りますが、多少長いコードが書いてあります。かくて、4つの同形糸違いbase が取れるということです。綾取りと結び目理論 としても登場します。

この開始形糸違いbaseを利用すれば、
様々な形の同形糸ちがいが取れます。完全保証ではありませんが、同形糸ちがいを取るには、この各種開始形baseを使用すれば取れる可能性は高いと言えます。また取り方の方を替えれば、開始形が違っていても、同形同糸形とすることにも、可能性があります。

大抵は同形糸違いという結果ですから、このbase糸ちがいの効用は大した意味はありません。新しい形に変形しないのですから、無理にbase糸ちがいで試してみても、あまり興味のある結果になりません。結果が出ないのですから、最初から試合する意味もないのです。

マイズコードの解説の片隅に放り込んでは見ましたが、参考までのものです。あしからず。

とはいえ、時々は試しています。試していると、そうではなく、結果が出るかも知れない気がしてきました。多分それなりの条件が必要なのでしょう。と言うのは、同形糸ちがいでない失敗作がたまに生じるのです。どこかで間違えた可能性もありますが、未確認ながら、ひょっとすると、意外な効用も潜んでいるかなと思うことがあるのです。ぜひ、できたら追及して見てください。次回はもう一つの開始形を紹介します。対称形ではないという変形開始形なのです。



v base (mizz code)

0 base
1 5
2 5,2
3 L5TT
4 R2bd,1b
5 L2,2p/











mizzstring










次回の絵を、すぐ見たい方は mizzブログ。

このマイズコード解説シリーズについては、
ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。