2006/12/31
Rectangle suspended with 2 lines
Mizz Code Basics 97
「2本線の宙づり矩形」です。
二本の紐を使っての、極く単純な2本線の矩形です。まあどうでもいいような形ですが、四隅をしっかりと決めて、広げた指の空間の中に宙づりできているところが良いと思っています。綾取りですから、大抵は宙づりですし、大体四隅で保持するのは当然のことで、それを良いといってもあまり意味がないことぐらいは、承知の上ですから、それ以上のコメントはありません。
この絵を大晦日に見る人は少ないでしょうが、見た人には、今年は基本法とかができたが、中身が空疎ではないかというのを象徴しているとか、綾取りもついに額縁ばかりで今年も暮れたかとか、四角四面の中に祭られることになるのかとかいろいろ感じておられるやもしれません。やはり二本締めの伝統芸ということにしたいのですが、どんなものでしょう。
さて、最初の取りは左右それぞれの独立取りから開始です。手のひらの紐をその後引き合うという、ベースの変形のような形ではじまります。その後は、掛かっている二本の糸の一方を他方を越えて外すというオーバーパス外しして、指に掛かる糸を1本のループに減らすということで、この形に仕上げています。額縁の中に来年はいい年を飾りたいと思っていますので、これからもご愛読をお願いいたします。なお、この形から親指を下側に動かせば、両端の2本の糸が膝を曲げるように屈伸運動をします。親指を鍛えてどうするのかは、私の管轄外です。
世界の綾取りも毎年、新しい発見があったり、新作が登場したり、いろいろなニュースがありました。動画で子供達が素晴らしい技を見せてくれるのにもびっくりしました。私はもうあの子供達のようには、すばしっこく手は動かせませんが、それに、なかなか世界の綾取りを追いかけることもできなくなりましたが、コード解説後は、簡単な形をいろいろと楽しんで見たいと思っています。簡単な形は、また分かりやすい名前となります。それだけ、だれでも分かるだろうと思う反面、想像力で形を補って貰うことにもなるかもです。コード解説の練習形をいろいろと試していて、取れた形のストックも出来たからです。コード読み取りには多分ぴったりのものでしょう。ぜひ、楽しんで見てください。
このコード解説編も足掛け2年になろうとしています。長々とやって来たものです。メルマガで細切れでなければ、できなかった代物でもあるのです。皆さん、コードが読めるようになったでしょうか。コードを利用しての創作に取りかかれたでしょうか。取れたものがあれば、ぜひ、コードをメールで送ってください。このメルマガで、紹介させてください。
次回はロープワークのコードです。本格的に縄をなうのではなく、紐を少し絡めて縄もどきを作るというものです。縄を利用するのと、縄をほどいて行く事で、絡みの転化を利用したりします。紐の名称が縄をなうごとにかわりますので、多少ややっこしいしも知れませんが、意外性もあって、最後の締めにはぴったりと思っていますが、どうでしょう。
Rectangle suspended with 2 lines (mizz code)
1 L1-5,s1
2 R1-5,s2(s2=s1)
3 R2,p/
4 L2,2p/
5 1-5h,2pd
6 2
7 (1ah*)1al
8 (5bh*)5bl
9 SPR & arrange
10 move your 1 then gymnastics
mizzstring
次回の絵を、すぐ見たい方は mizzブログ。
このマイズコード解説シリーズについては、 ホームページで見られるようにしました。ただし、英文のコメントから絵を見るというものです。バックナンバーを見るよりは、簡単明瞭に確認できるかも、ということです。英文の修正、表現の向上にご協力頂ければ、ありがたいところです。
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