提言 109
D-STARとデジタルは別
2004−3−3


D−STARとデジタルは別


私がJARLの推進しているD−STARに反対していることで誤解があるのかある人からメールを頂いた。
私が反対しているのはJARLのやろうとしているD−STARであって、デジタル無線通信そのものに反対しているわけではない。
アマチュアとしてのデジタル通信は一つの方向であって、今でも多くのデジタル通信が実験されている。 OFDMなどもアマチュアが関与して出来たものだと聞いている。
私としてもデジタルを使ってなやろうとしていることがあり興味をもって勉強している。
今ではアナログと有線でやっているあることがデジタルでできればそれは意味がある。
私が問題にしているのはこういうことに何故JARLが乗り出して来るのかということと、実現させてもアマチュアにとって意味の無いようなものをアドバルーンで上げていることだ。
レピータや記念局などもそうだが何故、JARLが出しゃばって独り占めしてしまうのか。
こういうアマチュア無線のスタイルは旧共産主義国家のやっていることで、自由主義国家においてのアマチュア無線とはあまりにもかけ離れている。
もしかして、総務省やJARLは日本は社会主義国家と認識してアマチュア無線をやっているのだろうか。
そもそもアマチュア無線は「個人的興味」でやるところに意味がある。 仕事ではないのだから、完成することが無くても、完璧でなくてもいい。 それを行うことでその個人が満足すればいいのである。
今度のD−STARのデジタルも誰が見ようとJARLとメーカー主導だということは直ぐにわかる。 JARLの新春座談会で、D−STARプロジェクトのメンバーで某社の社員が堂々と、「デジタル無線機はメーカーで発売されるからそれを買えばいい」と発言し、それを抵抗も無く紙上に載せるという姿勢がJARLの姿を物語っている。
JARLが前面に出ることによって、パケットの時のような、各地で雑草のように生まれてきたアマチュアが出てこないのがこのデジタルだろう。 結果、アマチュアとしての技術の発展、個人の技術の進歩は阻害されてしまう。
確かにデジタルはアナログとは違いデバイスに関わる部分は多い。 それによってなかなか開発は難しいだろう。 しかし、既に無線LANのジャンクを改造してやろうという機運は高まっている。
前から何度も書くが、JARLの仕事は日本のアマチュアが自由な発想で新しい技術にチャレンジできる環境を整えることであって、自らがでしゃばってやることではない。
まして、JARLのプロジェクト「のみ」に有利になるように総務省を動かして審査基準を変えさせてしまうとは呆れた行為だ。
こういうJARLの姿勢がどんどんアマチュアを減らしていってしまうことだと判らないのだろうか。
そして、今度はD−STARに関わることでIPの発給に金を取るとのこと。
こういう発想がJARLの理事の程度を示している。 いったいどこまでばかなことをやろうと言うのだろうか。
こういう姿を見ていると断末魔を見る思いだ。
全く度を越したJARLのやり方には呆れるどころか、嫌悪感さえもつ。
こんなJARLならだれしも単なるQSLビューローと理解して相手にもしなくなるだろう。
そして、アマチュアもさらに離れていき、JARLもそして日本のアマチュア無線も消えていくことになる。