提言 144 デジタルレピータの周波数 2005−7−5 |
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デジタルレピータの周波数 デジタルレピータの公募が終わった。 さて結果はどうなのだろうか。 JARLがデジタル化に取り組んだ一つの理由はそれによって周波数の利用効率を上げることがあるだろう。 1200MHz帯でのレピータに関しては今後これ以上普及する見込みなど無いと断言できるからどのような周波数を使おうが混乱など起きることは考えられない。 しかし、430MHzにあってはレピータのA周波数帯即ち計画レピータの周波数を使う。 その周波数には既に全国各地にいわゆる広域レピータが設置されている。 439.02−439.50MHzまで20KHzセパで使われていない周波数はない。 そのA周波数帯に新たにデジタルレピータを設置するのだから、もし効率的な配置を望むのであればまずFMレピータの周波数を整理、移動させてデジタル用の周波数を確保すべきではないのか。 20KHzごとに整然と配置されているここに突然12.5KHzセパレーションでデジタルレピータを配置したところでその結果周波数の利用効率が上げられるとでも思っているのだろうか。 A周波数帯に異なった2つのセパレーションによる配置が混在したらその結果は20KHzセパレーションよりも配置効率が落ちるのではないかと考えられるのだが。 JARLでは以下に430MHzでのデジタルレピータの配置状況を示している。 http://www.jarl.com/d-star/kaisetu.htm さて、JP1YIUの周波数は439.0375MHzとなっている。 このような周波数を決めたセンセー方はいったいレピータ運用をした経験がおありなのだろうか。 レピータの多くは移動しながら運用するものであり、固定などで運用することは初めから頻繁に行われていない。 一般のレピータによるQSOを聞いてみたらいい。 「9.14にQSYシマース」 とか「今度は54で待ってイマース」のような会話がされている。 レピータの運用者は習慣的に9.XXまたはXXという表現で周波数を認知している。 そこでこのJP1YIUの運用周波数を表現するのに、「9.0375にQSYシマース」とか言うのだろうか。 普段の運用に際して、今までは3桁または2桁の表現だったのが今度は5桁または4桁で表現しなければならない。 さらに混乱するのはこの2つが混在した時だろう。 いくらメモリーすることが出来るからと言え、相手側に伝える場合は周波数を言うのが一般的だ。 もしかしたらJARLのセンセー方は不法トラックが運用しているように、「Aチャンネルに変波シマース」なんていうQSOスタイルをアマチュアに持ち込めとでも言うのだろうか。 いくら帯域が狭められて利用効率が上がろうが、社会的通念や習慣を無視した周波数の決め方をしたらきっと利用者が混乱しその増加など見込めるものではない。 12.5KHzというのは将来の6.25KHzセパレーションに向けての一歩らしいが現実的には10KHzセパレーションではないだろうか。 これならば何十年として受け継がれてきた習慣もうまく使えるし、もし音声コーデックがAMBEだけでなくG723.1にも対応ができる。 それじゃなくても不人気なD−STARをさらに使いにくくさせるとはJARLのD−STAR関係者は日本でのアマチュアのデジタル化の発展など考えていないようにさえ思えてくる。
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