JARLのコンテストルールは異常
去年だったか、JARLのコンテスト委員会はコンテストルールの改正を行ったがこれが全く日本の実情を無視した異常なものとなってしまった。
意見を聞くという形をとってはいるが実情はコンテスト委員の偏った考えが反映されてしまった。
まず部門別。
そもそも部門という意味も分かっていないようだ。
部門を分けるのは其々の条件を近似させ平等な条件で競わせることに意味がある。
HとMは以前からMを優遇してMはH部門にも参加することが出来ることになっていた。
コンテスト委員とか審査会のメンバーは移動と固定がどれだけ条件が違うかを認識していない。 アメリカであるならば移動と固定はパワーの条件が無い。 1kWでも移動はできる。 しかし日本は50Wを超える局は移動ができない。 これに日本の地理的条件を加味すれば21MHz以上の周波数では圧倒的に移動が有利になる。 50W対1kWでさえその開き方は圧倒的に50Wの移動のほうが有利になる。 まして、現実的には上位に顔を連ねる局は50WなんかのQRPでは移動などしていない。
勿論真面目な人もいるが、私のシャックがある伊豆半島に移動してくる局の装備を拝見しても50W以下の局はほとんどいない。 中には3−500Zの1KWリニアを堂々と山頂まで持ち上げフル運用している常連もいる。
いくら電波法を守れとJARLが言おうが、参加者特に上位に出てくる常連局には通じない。
合法的にやってもMのほうが有利なのが日本のコンテスト。 近年Hの局がMよりも上位になったというのはJH4UYBと私(JS2HZM)くらいだろう。 これは山岳移動に匹敵する場所に設置場所を持っているからである。
それ以外でH局がマルチ部門で優勝したという記憶が無い(もしあったら失礼)。
さて、昨年からルールが変わってさらにこのハンデが大きくなった。
例として昨年のACAGの結果を見てみよう。 H部門のリスティングの上位の殆どがMである。
極端なのが電信・電話の50MHz部門。 HMP部門の入賞者=MP部門の入賞者である。
マルチバンドも1位を除けば全てMがHMP部門の上位にいる、3.5も、14も28も全員MがHMP部門を占拠している。
前回の改正の時も、完全にH、M、L(P)を分けることを求めたが全く実情を無視したルールの改正に驚いている。
コンテスト委員の資質を疑う。 コンテスト委員という人たちはまるで自分達に都合のいいルールにしているようだ。
さて、部門にはいわゆるマルチ・マルチ部門がある。 私達のクラブはFDのこの部門のドナーになった。 どの局が優勝するか興味があったのでオールバンドをワッチしてみた。 少なくとも上位に入賞した2局については1.9M−2.4Gまで同時に運用されていた。 確かにM/Mであるから全てのバンドには出られる。 しかし、日本はアメリカとは違い包括免許ではない。 即ち、全てのバンドに同時に出られる設備を「合法的」に備えている局がどれだけいるのだろうか。 FDでは11バンド以上である。
日本では数えるだけしかいないのではないか。 こんな部門を作ってそれが無許可設備の使用という問題を起こさないだろうか。
私はコンテスト委員、審査分科会のメンバーはコンテストに参加すべきではないと思っている。常にこのメンバーが運用した局が上位になるようなのもおかしい。
自分達のためのルールずくりみたいなものだ。
自分でルールを決めて、自分で審査する競技に参加して入賞してしまうなんて変だと思う、もし参加するならチェックログにするとか、マルチのゲストOPぐらいに制限したらどうか。
また同じ委員が何期もやるのも硬直化すると思うが。
あれだけ、大げさにやってルールを変えたのだが、改正ではなく改悪である。 会員から広く意見を聞くというポーズをとっているが実は仲間内で決めたようなものである。
これでコンテストの活性化などできるわけがない。



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