インターネットリンクで懸念される事態
日本のV/UHFの運用については今更ここで書くこともないだろう。
もはや、アマチュア無線とは程遠い姿である。 この原因はいくつもあるがやはり大きいのはJARLの姿勢と総務省の対応だろう。
しかし、もはやこれをどうしようと思っても手が付けられない。 急激に世界で発展してきたインターネットリンクが日本でも遅まきながら広まってきた。 今年はさらに急激な広がりが予想されている。
ここで、ついに懸念された事態が発生してしまった。 私が開いているIRLPのノード(144MHz)では少しでもこの問題を回避しようとトーンスケルチを使い、COSとトーンデテクタ信号両方監視して、一般のトラックの信号を受けてもインターネットに流れないようにしていた。
ところが、トラックのグループにはトーンスケルチを使っているグループもあり、一昨日彼らの信号がアメリカのリフェレクタ(集合チャットルーム)に流れてしまった。 勿論多くの参加局はコールも言わずに送信される日本語での会話に対してクレームをつけたが、相手にされるわけがない。
私は、それに気づいて直ちにシャットダウンさせたが、このID無しの日本語が流れてしまったことに対して、私のノードが一時ブロックアウトされてしまった。 すなわち、ここにコネクト出来なくなってしまった。 アメリカなどは運用マナーに対しては非常に厳しく、この問題についての弁明書を出さなければ再接続ができない。
弁明書を送って再接続できるようになったが、 今後、日本にノードが増えていけばこのような問題はさらに多くなりそれこそ日本全体がブロックアウトされることにもなりかねない。
既にアメリカではレピータ同様ノード周波数の管理を始めるそうだ。 しかし、日本ではいくら利用区分を決めようがそれを無視して運用する違法トラックがいるのではどうしようもない。
今後、V/UHFまでもがいわゆるDXバンドとなってしまうことが想定されるインターネットリンク。 このまま進めば日本の恥が世界に公開されることになり、そうしたら日本だけがこのネットから排除されることにもなりかねない。
JARLの周波数委員会、そして総務省はこのような事態に至る前に何らかの手を打つべきだろう。
ただ、懸念されるのは、そんな危険性があるものなら禁止してしまえばいいという方向に向かってしまうことだ。
これでは本末転倒になるが。



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