.m

提言 62
インターネット・リンクは無視できない
2003−2−14


インターネット・リンクは無視できない

ここ数年でVoIPと無線とリンクさせたインターネット・リンクで急激に発達してきました。
ここに2つの数字をお見せしましょう。

初めは、ARRLが行った調査です。

(ARRL WEBより)
この調査は、ARRL会員に対して「いわゆるインターネット・リンクを使いますか?」という問いかけをした結果です。

使ったことがある             :   44.1%
使ったことが無い             :   14.4%
VoIPについての知識が無い      :    3.4%
VoIPはアマチュア無線とは思わない :   38.1%

利用している人では圧倒的に Echolink   IRLP  が多いですね。 eQSOやWIRESはほんの僅かです。
ここに、両極端な数字が出ているところに興味があります。
即ち、使ったことがあるという人とこんなもの使うかという人に二分されているところです。
後者はHFでアクティブな人が多いのではないでしょうか。

さてもう一つ昨年から登場してあっという間に世界に広がったEcholinkの登録数の動きです。
Year  Month  Registrations (All)   Registrations (Japan)
2002     5     3105                    31
2002     6     5320                    59
2002     7     5268                    50
2002     8     6945                    67
2002     9     7900                    69
2002    10     9047                  132
2002    11    10285                  114
2002    12    12820                  160
2003     1    16876                  214
 

この数字は、毎月どれだけ局がEcholinkに登録をしたかという数字です。
EcholinkはiLinkを補完するものとしてスタートしましたが、昨年5月から独立して運用を始めました。
毎月の登録数は爆発的に伸び、たった8ヶ月で8万局を突破、今月は2万局以上の新規登録があるでしょう。

Echolinkに登録しているJAは全体のたったの1%、そしてこの数(率ではない)は韓国やタイと同じ程度なのです。
これを見て如何に日本においてこのVoIPによるインターネット・リンクが立ち遅れているかがわかるでしょう。
JARLにおいては理事会などは全くこの世界の動きなどに興味を示していません。
さらに総務省も対応が立ち遅れ、政府が目指すIT国家の樹立なんてどこ吹く風です。

こう見ると日本、そして日本のアマチュア無線は益々世界から置き去りにされていってしまうと思えてきます。