最近のJARLを見ていると、この人達って本当のアマチュア無線っていう意味判っているのだろうかっていう疑問になる。
事の始まりはQSLカード転送をJARLが手放したことから始まる。
アマチュア無線って自己訓練、そして奉仕の精神で発展してきたものではなかったのか。
最も重要な、自由に実験できる環境を整備することに努力をせずに、メーカーに安価に無線機を作らせることで数を増やしてきた。 こういう政策、方針を何十年続けてきた結果今のようなアマチュア無線になってしまった。
別にも示したこのARRLのアンケートを見てみよう。
(ARRL WEBより)
ここには、「もし5MHzが開放されたら、どうやって運用するか」 という質問に対して約14%が自作すると答え、53%が現用機を改造すると答えている。 そして、新しい無線機が発売されるまで待つというのは20%に留まっている。
もし、日本だったらどういう数字になるのだろうか。 まず自作するなんていう人は皆無ではないのだろうか。
日本をこのようにしてしまったのには依然として自作機には厳しい現行法であり、これをなんとかしようとしないJARLの姿勢がある。
結果、自作派と言われる人達も、あまり面倒な環境に抗しきれずその意欲が次第に薄れてきてしまった。
安価に無線機が手にはいることが全て悪いわけではない。 しかし、あまりにも恵まれた環境におかれてしまった人間が今更自作する意欲を維持することは難しい。
このようにメーカー技術が進歩することで多くの弊害が出てきた。 顕著なのがHF帯における待ち受けQSOだ。 周波数の読み取り、安定度の向上で、7036kHzのような周波数が続々と生まれてきた。 偶然性というものに意味があったアマチュア無線を大きく変えてしまった。
さて、アメリカなどを見ていると本当に多くのアマチュアが新技術に取り組み、実験をやっている様子が見える。
いろんなカテゴリでWEB検索をしてみると実にユニークな実験が行われている。
一方日本となると、デジタル通信にまでJARLだでしゃばって来る。 それまではいろんな人がコツコツとやっていたのに、JARLが先頭になってそれもメーカーと組んで始めた。 その詳細データは公開されずに一人で悦にいっている。 また数千万円もかけてデジタル中継器を配置するようだ、 こんなことはアマチュアに自由にやらせておけばいい。 JARLはあたかもアマチュアさんじゃあどうせ期待できないからメーカーと組んで開発して、あとでアマチュアさんがこれらを買って遊べばいいんだと言っているようだ。
アマチュアの自助努力を殺いで来たのはJARLであって、また更にそれを繰り返そうというのだろうか。
こんなことをしていたら、日本のアマチュア無線は益々衰退する。 もう、数字の上では殆ど破綻傾向が見られる日本のアマチュア無線。 いくら、JARLが若者誘致作戦をとろうが無駄なことだ。
JARLは何をしなければならないのかを本当に忘れてしまったのだろう。
JARLはでしゃばらずに、ただ我々の遊び場の環境整備に努めていればいい。 格好つけて我々の楽しみを奪うことはないだろう。
JARLの指導者たる会長、理事はもう一度アマチュア無線とはなんだか思い出すべきだ。
まあ、見ている限りもはやそんな感覚さえ失われているのだろうと思える。