K を位相体とし、K-
線型空間 X が、X の加法に対する位相群になっていて、かつ K の元と X の元の乗法が ´ X
なお、本稿では省略記法として、線型空間 X の元 x, X の部分集合 A , B 及び ÎK Ì K
(6-1a) A |
(6-1b) x |
(6-1c) A |
(6-1d) |
(6-1e) aA |
(6-1f) CA |
といった記法を用います。
位相線型空間 X は、位相アーベル群ですから、その位相は原点の近傍系のみで定まり、かつ右一様構造と左一様構造は一致します。これを X の位相に伴う一様構造といいます。X の原点の近傍系を U と書くと、X が位相群であることから
(6-2a)U |
(6-2b) U,V |
(6-2c)U |
(6-2d) UV |
が成り立ち、更に K の元との積演算の連続性から
(6-2e)U |
(6-2f) U,V |
X を複素線型空間、f を複素線型汎関数とし、その実部を j 、虚部を y と書けば、これらは明らかに実線型で、
(6-1) f(x) |
f は複素線型ですから
(6-2) |
が成り立ちます。この両辺の実部を比較すれば
(6-3) |
これを (6-1)
に代入すれば、
(6-4) f(x) |
が成り立ちます。逆に、複素線型空間 X で定義された実線型汎関数 j に対し、X 上の複素数値関数 f を (6-4)
で定義すると、,
yÎX + i
bÎC
( a, b
ÎR )j の実線型性により
(6-5a) f(x |
(x |
(x |
|
(x) |
|
{ |
|
(x) |
(6-5b) f((a |
((a |
(ax |
|
(x) |
|
(a |
|
(a |
すなわち f は複素線型汎関数です。以上により、複素線型空間上の実線型汎関数 j と複素線型汎関数 f は、(6-4)
の関係により一対一に対応していることがわかりました。