第15節で定義した有理数体 Q
に対し、
(23-1) ] r, s [ |
(23-2) V |
と置きます。このとき、V は (22-19)
を満たすことを確かめましょう。
まず (22-19a)
は明らかです。以下 0Î] r, s [
Ì U
次に (22-19b)
は、 < 0 < s Þ - s < 0 < - rÎ]
- s, - r [ Û - s < x < - r Û r < - x < s Û - xÎ] r, s [- U É - ] r, s [
= ] - s, - r [ÎV
次に (22-19c)
は、 :º ] r
/2, s/2 [,
yÎV Þ r/2 < x,
y < s/2 Þ r < x + y < s Þ x + yÎU
また (22-19d)
は、 :º max {
- 1, r, - s } < 0 :º min {
1, - r, s } > 0 :º ] r', s' [
ÎV,
yÎV- 1 £ y £ 1 < x < s- s < x < - r ³ 0 < - x = x(
- 1) £ xy £ x1 = x < s < 0 < x = x1 £ xy < x(
- 1) = - x < sÎU
また (22-19e)
は、 = 0 :º U > 0 :º ] r
/a, s/a [ < 0 :º ] s
/a, r/a [ÎVÎV Þ axÎU
最後に (22-19f)
は、Q
が可換環なので (22-19e)
から明らかです。
また、上記の U に対し、任意の有理数 x に対して x は (15-32a)
を満たすので £ s Ú s < x < r Ú r £ xÎU Ú xÏU :º U(22-8)
が成り立ちます。
ゆえに Q
は V を原点の近傍系に持つ強位相可換環になります。ゆえに Q
はその加法群により導入される一様構造 U を持ち、 < s
(23-3) U(r, s) |
と置くと、U は
(23-4) U |
で与えられます。
このとき、Q
における (2-1)
の形の任意の集合 ] a, b [
(r, s)
:º { n
ÎZ | 2(a - s)/(s - r) < n < 2(b - r)/(s - r) }ÎZ
ÎIÏI :º { n(r
- s)/2 | nÎI }
(23-5) ] a, b [ |
が成り立ちます。
実際、有理数 x が < x < b2(x
- s)/(s - r) = q/p = np + t(
0 £ t < p ) :º n + 12(x
- s)/(s - r) = q/p < m
よって - 1 £ 2(x
- s)/(s - r) < 2(x
- s)/(s - r) + 2 = 2(x - r)/(s - r) - s < m(s
- r)/2 < x - r = m/(s
- r)/2 + ] r, s [2(a
- s)/(s - r) < 2(x - s)/(s - r) < m < 2(x - r)/(s - r) < 2(b - r)/(s - r)ÎI(23-5)
は証明されました。
この (23-5)
は Q
が局所プレコンパクトであることを示しています。
さて、Q
は強位相環ですから、その完備化 R
を考えることができます。上に示したことから、R
は局所コンパクトな強位相可換環であることがわかりますが、その元を実数とよびます。
また、集合 R \\ Q
:º { aÎR | "rÎQ : a ¹ r }
さて、R
の一様構造
(23-6) U(r, s) |
と置いたときの(ただし < A - B < s"xÎAs :
"yÎB :
r < x - y <
(23-7) U |
で与えられます。ただし、R
の元を Q
上のコーシー・フィルターとして表現しています。
さて、第19節の議論により、R
にはその一様構造に伴う不等号 ¹ が定義できて、
(23-8) |
を満たしますが、この右辺の条件を満たす U に対して ° V ° V Ì UÎU²,
B²
Ì VÎxÎh(A
´ B)ÇV = Æ
なぜなら、(a, b)
Î(A ´ B)ÇV(x, y)
ÎA ´ B(x, a)
ÎA² Ì V(a, b)
ÎV(b, y)
ÎB² Ì V(x, y)
ÎV ° V ° V Ì U ´ B Ì UÎfil(
xÏh)
逆に (A
´ B)ÇV = ÆÏfil(
xÏh)Îfil(
xÏh)Æ = (A
´ B)ÇVÎfil(xÏh)
(23-9) |
が成り立ちます。
更に、この右辺を満たす A , B , U に対し、(
- 3r, 3r) Ì U > 0 ², B' ²
Ì U(- r, r)ÎxÎhÇA'ÇB'ÎAÎB(a, b)
ÏU(- 3r, 3r)Ø (
- 3r < a - b Ù a - b < 3r)< は排中律 (15-33c)
を満たすので、- 3r ³ a - b - b ³ 3r
一方、任意の ÎAÎB- r < x - a < r- r < y - b < r
(23-10a) |
(23-10b) a |
となるので、"xÎAr :
"yÎB :
x - y > "xÎAr :
"yÎB :
y - x >
そこで、実数 x と h に対する二項関係 x < h
(23-11)B |
で定義すると、上で示したことは、
(23-12) |
が成り立つことを意味しています。また、実数同士の二項関係 £ を
(23-13) |
で定義すると、(23-12)
の対偶を取ることにより、R
の一様構造に伴う同値関係 = について
(23-14) |
が成り立つことがわかりますが、更に任意の実数 x , h , z に対して
(23-15a) |
(23-15b) |
が成り立ちます。
これらを証明する前に、下で (23-16k)
として掲げている (
x < h Ù h < z ) Þ x < z
まず x < h - A > rÎxÎh > 0h < z - B' > r'ÎhÎz > 0h はフィルターなので ÎBÇB' - A = C - b + b - A > r + r' > 0x < z
さて、この結果を用いると、(23-15a)
は、x < h Ù h < xx < x(23-12)
により x ¹ x¹ の性質 (8-33a)
に反します。
次に (23-15b)
は、x < hx ¹ h¹ の性質 (8-33c)
により z ¹ x Ú z ¹ h
ここで z ¹ x(23-12)
により x < zz < xz < xx < hz < h
また z ¹ h(23-12)
により z < hh < zx < hh < zx < z
この (23-15)
は、構成主義数学において、古典論理における実数の全順序性の代わりになる性質で、一般に (23-15)
を満たす2項関係を強順序とよぶことにしましょう。
一般に、強順序 < から (23-12),(23-13),(23-14)
によってそれぞれ2項関係 ¹ , £ , = を定義すると、次の性質:
(23-16a) |
(23-16b) ( |
(23-16c) |
(23-16d) |
(23-16e) |
(23-16f) |
(23-16g) |
(23-16h) |
(23-16i) ( |
(23-16j) ( |
(23-16k) ( |
(23-16l) |
(23-16m) ( |
が成り立つことが証明できます。
実際、(23-16a)
は、(23-15a)
で h に x を代入すれば Ø x < x(23-16a)
に他なりません。
また (23-16b)
は、(23-15b)
の対偶を取り、h , z , x を一斉に x , h , z に置き換えれば明らかです。
また (23-16c)
は、(23-12)
で h に x を代入すれば Ø x < x(23-16a)
に他なりません。
また (23-16d)
は定義から明らかです。
また (23-16e)
は、x < hh < x(23-15b)
により明らかです。
また (23-16f)
は、(23-12)
の右辺の否定が (23-14)
の右辺と同値なので明らかです。
また (23-16g)
は、右辺が (
Ø h < x Ù ( x < h Ú h < x ) )(23-16f)
の右辺と同値ですから明らかです。
また (23-16h)
は (23-16g)
から明らかです。
また (23-16i)
は、h < z(23-15b)
により x < zh < xx £ h
また (23-16j)
は、x < h(23-15b)
により z < hx < zh £ z
また (23-16k)
は、(23-16i)
又は (23-16j)
と、(23-16h)
とから明らかです。
また (23-16l)
は、x = hh £ xØ x < h
最後に (23-16m)
は、左辺を仮定すると、x' £ x < h £ h'(23-16i),(23-16j)
により明らかです。
これらのうち、(23-16a),(23-16b)
は2項関係 £ が擬順序であることを、(23-16c)~(23-16e)
は2項関係 ¹ が第8節 (8-33)
の不等号であることを、(23-16f)
は2項関係 = が ¹ に伴う同値関係であることを、最後の (23-16m)
は2項関係 < が他の £ や ¹ と同様に同値関係 = と両立することを意味しています。
ちなみに強順序関係 < が排中律を満たす、すなわち x < h Ú Ø x < h(23-13)
と (23-16h)
により x £ h Ú h £ x< に伴う2項関係 £ は全順序になることがわかります。
次に R
の加法・減法と大小について、
(23-17a) |
(23-17b) |
(23-17c) |
(23-17d) |
(23-17e) |
(23-17f) |
(23-17g) |
(23-17h) |
(23-17i)   |
(23-17j)   |
が成り立つことを確かめましょう。
まず x < h - A > 2rÎxÎh > 0zÎR
- C < rÎz(B
± C ) - (A ± C ) = (B - A) ± (C - C ) > 2r - r = rQ
の加法と減法は一様連続なので fil { A
± C | AÎx , CÎz }fil { B
± C | BÎx , CÎz }x ± zh ± z(23-17a)
が成り立つことがわかります。
また、x と h をそれぞれ x ± zh ± z(23-17a)
の右辺から左辺が得られます。
次の (23-17b)
は (23-17a)
の対偶を取れば明らかです。
また (23-17c)
と (23-17d)
は、左から順に、両辺に - h- xh を加えて (23-17a)
又は (23-17b)
を用いれば得られます。
また (23-17e)
は (23-17c)
で x = 0(23-17f)
は (23-17c)
で h = 0(23-17g)
と (23-17h)
は、それぞれ (23-17f)
と (23-17e)
の対偶から得られます。
また (23-17i)
は、x + h = 0(23-17g)
により 0 £ x = - h £ 0x = - h = 0x = h = 0
最後に (23-17j)
は、(23-15b)
により x > 0x < x + h(23-17a)
により h > 0
実数 a は、a > 0a < 0a ³ 0R
+R
++
次に、Q
++ :º { rÎQ | r > 0 }xÎR
(23-18a) |
(23-18b) |
(23-18c) |
が成り立つことを確かめます。
まず (23-18a)
ですが、x はコーシー・フィルターで ]
- e, e [ÎV- e < A - A < eÎx ¹ ÆÎA- e < A - r < e(23-18a)
が成り立つことがわかります。
次に (23-18b)
ですが、この左辺に出て来る 0 は、有理数の 0 を使えば (
0)(23-11)
により
(23-19) |
と同値ですから、特に (23-18b)
の右辺が成り立ちます。
逆に (23-18b)
の右辺が成り立てば、 :º ]
- r/2, r/2 [ÎV (0) - U > r/2(23-11)
により x > 0
最後に (23-18c)
については、- x :º {
- A | AÎx }(23-18b)
を適用すれば明らかです。
さて、Q
の乗法は、] r, s [
(2-1)
の形の集合の積 ] r, s [
´ ] r', s' [(23-18a)
により任意の実数は Q
における (2-1)
の形の集合上のコーシー・フィルターの生成するフィルターの形に表わせますから、
(23-20) |
が成り立ちます。また、任意の ,
eÎQ
++ :º r²
e
(23-21) [ x, y |
d r ² |
x xy |
y |
x |
d r ² |
ですから、Q
´{ x
ÎQ | x < - r }{ x
ÎQ | x > r }(23-18b),(23-18c)
により、実数 x ¹ 0
(23-22) |
で定義されるフィルターは、コーシー・フィルター、すなわち一つの実数を定めることがわかります。この x-1R
における x の逆数、すなわち乗法に関する逆元になっていることを確かめましょう。
x ¹ 0(23-12)
により x > 0x < 0(23-18b)
を満たす r と A が存在します。
そこで任意の ÎQ
++ :º er- d < A' - A' < dÎx :º AÇA'
(23-23) x, yy |
すなわち 1 - e < A"A"-1 < 1 + e(23-20)
により、x と x-11ÎQ
R
における乗法の単位元であることがわかります。
同様に、x < 0(23-18c)
を満たす r と A を取れば、あとは全く同様に (23-23)
が導かれるので、やはり x と x-1R
における乗法の単位元であることがわかります。
以上により、R
は体であることがわかりました。また、R
の乗法と順序の関係として
(23-24a) |
(23-24b) |
(23-24c) |
(23-24d) |
(23-24e) |
(23-24f) |
(23-24g) |
(23-24h) |
(23-24i) |
(23-24j) |
(23-24k) |
(23-24l) |
(23-24m) ( |
(23-24n) |
が成り立つことがわかります。
実際、(23-24a)
については、有理数 > 0Îx > r(23-18a)
により、有理数 s と Îx < s :º AÇA'Îx > r > 00 < s-1 < A"-1Îx-1x-1 > 0
逆に x-1 > 0x = (
x-1)-1 > 0(23-24a)
は証明されました。
次に、(23-24b)
については、x < 0 Û - x > 0- x-1 = (
- x)-1(23-24a)
により明らかです。
次に、(23-24c)
を、まず x = 0
h,
z > 0(23-18b)
により、,
sÎQ
++ÎhÎz > r > s > rs(23-20)
により Îhzhz > 0
逆に z,
hz > 0(23-24a)
により z-1 > 0h = (
hz)
z-1 > 0x = 0
一般の場合は、z > 0x < h Û h - x > 0 Û zh - zx = z(
h - x)
> 0 Û zx < zh
次に、(23-24d)
については、z < 0(23-24c)
により、x < h Û h - x > 0 Û zx - zh = (
- z)(
h - x)
> 0 Û zx > zh
また、(23-24e)
と (23-24f)
は、それぞれ (23-24c)
と (23-24d)
の対偶を取れば得られます。
また、(23-24g)
については、x,
h > 0xh > 0x < h Û h - x > 0 Û (
x-1 - h-1)
xh = h - x > 0 Û x-1 - h-1 > 0 Û x-1 > h-1(23-24a)
により、左辺から右辺は導出できました。x と h をそれぞれの逆数に置き換えれば、右辺から左辺も得られます。
また、(23-24h)
は (23-24g)
の x と h の関係に関する対偶を取れば得られます。
次に (23-24i)
の右辺から左辺は、(23-24c)
で x = 0(23-24d)
で h = 0
また (23-24j)
の右辺から左辺は、(23-24c)
で h = 0(23-24d)
で x = 0
一方、R
が強環であることから、xh ¹ 0x ¹ 0h ¹ 0(23-12)
により、(23-24i),(23-24j)
の左辺から x < 0 Ú x > 0h < 0 Ú h > 0(23-24i),(23-24j)
の右辺から左辺が成り立つことと (23-15a)
により、場合分けによって (23-24i),(23-24j)
の左辺から右辺が得られます。
次に、(23-24k)
又は (23-24l)
の左辺を仮定し、更に xh < 0(23-24j)
の右辺が成り立ち、これは (23-24k)
の左辺とも (23-24l)
の左辺とも矛盾するので、(23-13)
により xh ³ 0
同様に、(23-24m)
は、左辺を仮定し、更に xh > 0(23-24i)
の右辺が成り立ち、これは (23-24m)
の左辺と矛盾するので、(23-13)
により xh £ 0
最後に (23-24n)
ですが、(23-24j)
で h = x(23-15a)
で h = 0(23-24j)
で h = xxx ³ 0
さて、ÎQ
Q
における r の近傍系 (r)
i と書けば、
(23-25a) r |
(23-25b) r |
(23-25c) r |
(23-25d) r |
が成り立ちます。
実際、(23-25a)
の右辺は、(23-11)
により $eÎeQ
++ :
$AÎi(r)
: $BÎi(s) :
B - A > $e,
e',
e"ÎQ
++ : ] s
- e', s + e' [ - ] r - e", r + e" [ > e
(23-26) |
と同値です。(23-26)
から + e < s(23-25a)
の左辺が導かれますが、逆に (23-25a)
の左辺を仮定すると、 :º e' :º e" :º (s
- r)/3 > 0 + e + e" = s - e'(23-26)
が成り立ちます。
また、(23-25b)
は (23-25a)
の対偶により、(23-25c)
は (23-25a)
と (23-12)
により、(23-25d)
は (23-25c)
の対偶により得られます。
この (23-25)
により、以後 Q
を R
の部分集合 i[Q]
Q
Ì RR
の一様構造と大小関係について、, s, e
ÎQ < s > 0
(23-27) { ( |
が成り立つことを証明しましょう。
実際、 < x - h < si(r)
< x - h < i(s)
x - h = { A
- B | AÎx , BÎh }(23-11)
により - B - ] r
- d, r + d [ > e] s
- d', s + d' [ - A' + B' > e',
d',
e,
e'ÎQ
++,
A'Îx,
B'Îh
ゆえに :º AÇA' :º BÇB'ÎxÎh < r + e < A" - B" < s - e' < s(23-6)
により (
x, h)ÎU(r, s)
また、(
x, h)ÎU(r, s)(23-6)
により < A - B < s,
BÎx :º e/2 - B - ] r
- e - d, r - e + d [ > d] s
+ e - d, s + e + d [ - A + B > d] r
- e - d, r - e + d [ÎV (r - e) = i(r - e)] s
+ e - d, s + e + d [ÎV (s + e) = i(s + e)(23-11)
により r - e < x - h < s + e が成り立つことがわかります。
この (23-27)
により、実数の開区間を
(23-28a) ] |
(23-28b) ] |
(23-28c) ] |
(23-28d) ] |
で定義すれば、{ ]
a, b [ | a, bÎR ; a < x < b }xÎR
一方 xÎ ]
a, b [a < x < b]
a, b [x の近傍です。また、xÎ ]
¬, b [x - 1 < x < b]
x - 1, b []
¬, b [x の近傍です。同様に、xÎ ]
a, ® [a < x < x + 1]
a, x + 1 []
a, ® [x の近傍です。
以上により、実数の任意の開区間は R
の開集合であることがわかりました。
また、実数の閉区間を
(23-29a) [ |
(23-29b) ] |
(23-29c) [ |
(23-29d) ] |
で定義すれば、]
¬, b ] = R \ ] b, ® [[
a, ® [ = R \ ] ¬, a [[
a, b ] = ] ¬, b ] Ç [ a, ® [R
の閉集合であることがわかります。
さて、Q
は R
で稠密であり、Q
は可算集合ですから、R
は可分であることがわかります。また a < bx :º (
a + b)/2a < x < b]
a, b [x の近傍で、従って ]
a, b [R
で稠密な Q
の元、すなわちある有理数 r を元に持ちます。言い換えると、
(23-30) |
が成り立つことがわかります。
更に、a , x を任意の実数、e を正の実数とすると、
(23-31) |
が成り立つことを証明しましょう。(
x - a)/ex と書くことにより、a = 0e = 1
さて、x < x + 1(23-30)
により x < q/p < x + 1/p > 0/p £ qx < N
この結果を - x < x < Nx - Mx と置くことにより、 = 0
(23-32)n |
を証明すれば十分です。そこで (23-32)
を N に関する帰納法で証明します。
まず = 00 < x < N + 1 < N + 1(23-15b)
により - 1 < xx < N :º N(23-32)
は証明されました。
さて、任意の e > 0(23-31)
の x に 1/ea に 0 を、e に 1 を代入すれば、1/e < m
(23-33) |
k |
m |
が成り立ち、これは、数列 {
1/k | kÎN }0 に収束することを意味しています。
また、任意の自然数 > 0
(23-34) [ |
で、右辺の開被覆のそれぞれの中央値 /n[
0, 1 ](23-33)
により、[
0, 1 ]R
の閉部分集合ですから完備、従ってコンパクトです。任意の実数の組 a < b[
a, b ](t)
t:º a + (b - a)[
0, 1 ][ α, β ]
なお、開区間と閉区間を併せて区間とよび、特に (23-28a)
又は (23-29a)
の区間を有界区間といいます。任意の開区間は
(23-35a) ] |
(23-35b) ] |
(23-35c) ] |
(23-35d) ] |
というように、可算個の有界閉区間の和と表わされます。
本節の最後に実数の極限操作に関してよく使う性質を証明しておきましょう。{ an | n
ÎN }{ bn | n
ÎN }
(23-36) (n |
が成り立ちます。
実際、limn
n®¥ an > lim®¥ bn2 で除したもの)を c とすれば、] c,
® []
¬, c [ < c < an(23-36)
の条件に反します。よって (23-13)
により (23-36)
の結論が得られます。
また、
(23-37) ( |
が成り立ちます。実際、 > 0e :º a / 2 £ e(23-13)
により £ 0