LagrangianとHamiltonian
前節の、束縛力以外の力 (e)
i
(11-1) F (e)ij |
d | dt |
æ è |
· ¶ |
ö ø |
¶ |
と表わせるとき、この U を一般化されたポテンシャルと呼ぶことにします。これはポテンシャル・エネルギーの一般化になっており、例えば一般に t に依存するスカラー場 ji(t, s)
(t, s)
(11-2) U |
· si } |
と置けば、
(11-3) |
· ¶ |
(t, si) |
ですから
(11-4) |
dt |
æ è |
· ¶ |
ö ø |
dAijt |
¶ |
· xik |
¶ |
また、
(11-5) |
¶ |
¶ |
· xik |
¶ |
ゆえに、(11-1),(11-4),(11-5)
により、
(11-6) F (e)ij |
|
|||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
ただし3次元の反対称テンソル eijk (「微分多様体」第24節 (24-19)
参照)を用いました。これをベクトルの記法で書けば
(11-7) F (e)i |
¶ |
· si rotAi |
となります。これは、力 F が、速度に無関係な成分
(11-8) Ei |
¶ |
と、速度比例の要素
(11-9) BiAi |
によって
(11-10) F (e)i |
· si |
と書けることを意味し、電磁気学におけるLorentz
力が、まさにそのような例になっています。
一般の場合に戻り、力 (e)
i(10-28)
は、(10-10)
により
(11-11) Q (e)k (e)ij |
¶ |
d | ¶ |
d | ( k |
となるので、運動方程式 (10-29)
は
(11-12) |
d | d | ( k |
となりますから、
(11-13)L |
と置いて、これをLagrangian
とよべば、(11-12)
は
(11-14) |
d |
¶ |
dt |
æ è |
· ¶ |
ö ø |
( k |
という形に書けます。これをLagrange
の運動方程式といいます。前節 (10-2)
を = L(11-14)
は、任意の dqk( k
=1,¼, f )dSL = 0
さて、実用上はLagrange
の運動方程式が便利なのですが、理論上は t について2階の微分方程式である点が扱いにくいため、変数を増やすことにより、これを1階の連立微分方程式に書き直してみましょう。
(11-15) L |
を 2f + 1
(11-16) H |
と置きます。これの微分をとると、
(11-17) dH |
æ è |
pi |
¶ |
ö ø |
dvi dpi |
¶ |
dqi |
¶ |
dt |
そこで
(11-18)pi |
¶ |
と置けば、p は q, v, t の関数になりますが、各 q, t に対してこの関係を逆に解いて v を p, q, t で表わせば、L と H は p, q, t の関数となります。このとき (11-17)
は
(11-19) dH dpi |
¶ |
dqi |
¶ |
dt |
となり、これは
(11-20a) |
¶ |
(11-20b) |
¶ |
¶ |
(11-20c) |
¶ |
¶ |
| を意味しています。ゆえに、v に | · qi |
を代入すれば、(11-18),(11-14)により |
(11-21) |
dpit |
dt |
æ è |
· ¶ |
ö ø |
¶ |
ですから、(11-20a),(11-20b)
により
(11-22a) |
dqit |
¶ |
(11-22b) |
dpit |
¶ |
という方程式が得られます。(11-22)
のペアをHamilton
の運動方程式といい、pi を qi に共役な正準運動量といいます。逆に p, q を (11-22)
の解とすると、(11-20a)
と (11-22a)
から
(11-23) |
dqit |
が、また (11-20b),(11-22b)
から
(11-24) |
dpit |
¶ |
が得られますから、(11-18),(11-23),(11-24)
からLagrange
の運動方程式が得られます。以上でHamilton
の運動方程式とLagrange
の運動方程式が同等であることがわかりました。
さてここで、一般座標 qi と正規直交座標 xi の変換 (10-4)
が t を陽に含まない場合を考えます。この場合、
(11-25) |
· xij |
¶ |
· qk |
| ですから、K は | · qi |
の2次の同次式になります。ゆえに |
(11-26) |
· ¶ |
· qi |
また、U については、
(11-27) U |
· qi Ai |
という形をしていると仮定します。この場合、
(11-28) |
· ¶ |
ですから、
(11-29) |
· ¶ |
· qi |
· Aiqi |
ゆえに (11-23),(11-18),(11-13),(11-26),(11-29)
により、
(11-30) |
· piqi |
· ¶ |
· qi |
æ è |
· ¶ |
· ¶ |
ö ø |
· qi |
よって、これと (11-16),(11-23)
により、
(11-31)H |
· piqi |
特に º 0j が t に陽に依存しないときは、 º j(11-31)
は、Hamiltonian
が運動エネルギーとポテンシャル・エネルギーの和、すなわち全エネルギーに等しいことを意味しています。また、
(11-32)Pi |
· ¶ |
と置けば、これはポテンシャルが存在しない(すなわち外力が働かない)場合の qi に共役な正準運動量で、これを qi に共役な運動量と呼ぶことにします。(11-32)
と (11-28)
により
(11-33)pi |
という関係が成り立ちます。