f は R
nR
n(U)
C¹
級写像で、至るところ
(10-1) det |
が成り立っているものとします。本節では、このとき (U )
(10-2) |
(U ) |
F(η) dη |
F( f(ξ )) |detξ |
が成り立つことを n に関する帰納法で証明します。
まず n = 1 の場合は、det
Ñf(x) = f '(x)(10-1)
の条件は f が U の各連結成分 ]a, b[
h = f(
x)
(10-3) |
( ]a, b[ ) |
F( |
f(b) |
F( |
b a |
F( f( |
]a, b[ |
F( f( |
また、単調減少なら、(a)
> f(b)(
x) < 0
(10-4) |
|
F( |
f(a) f(b) |
F( |
a b |
F( f( |
b a |
F( f( |
b a |
F( f( |
]a, b[ |
F( f( |
となって、いずれにせよ (10-2)
で U を ]a, b[
(10-2)
が得られます。
次に (10-2)
が -1
まず、(10-2)
を証明するには、任意の ÎU(10-2)
の U を Uξ に置き換えた式が成り立つことを示せばよいことに注意します。
実際、ユークリッド空間の開集合 U はリンデレーフ空間なので、U の開被覆 {Uξ | ξ
ÎU }{Uk | k
ÎN }
(10-5) Fk(ξ ) |
ì í î |
F(ξ ) ( ξそれ以外 ) |
と置くと、仮定により、各 Fk に対しては (10-2)
が成り立ちます:
(10-6) |
f (Uk ) |
Fk(η) dη |
Uk |
Fk( f(ξ )) |detξ |
これをすべての k に対して加えれば、(10-2)
が得られるからです。
そこで、(10-2)
を、U のかわりに任意に固定した ÎU
条件 (10-1)
により、少なくとも、ある i,j の組に対して ¶i f j(ξo)
¹ 0 = j = n
また f がC¹
級であることから、V を十分小さく取れば
(10-7) |
とすることができます。そこで関数 : V
n ® R
(10-8a) gi(ξ ) |
(10-8b) gn(ξ ) |
で定義します。また、各 ÎR
n-1 [ξ' ]
= {xnÎR | (ξ', xn)ÎV } : V [ξ' ]
® R
(10-9) gξ' ( |
で定義します。(10-7),(10-8b)
により (gξ')'(
xn) = ¶n f n(ξ', xn) ¹ 0 [ξ' ]
(gξ')
-1
そこでさらに h を
(10-10a) hi(η) |
(10-10b) hn(η) |
で定義し、
(10-11) h |
と置きます。ただし = (η',
hn)
(10-12) h( g(ξ )) |
すなわち
(10-13)f |
が成り立っています。合成関数の微分の公式により、
(10-14) |
よって
(10-15) det |
が成り立ちます。これと (10-1)
より、特に
(10-16) det |
(10-17) det |
が成り立っています。また、g,h の定義と行列式の成分表示 (3-13)
から明らかなように、
(10-18) det |
(10-19) det |
が成り立っています。また (10-13)
により、h も g ももちろん1対1です。(10-10b),(10-11)
により
(10-20) h(W )[ |
ですから、Fubini
の定理と帰納法の仮定により、
(10-21) |
h (W ) |
F(ζ ) dζ |
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また、(10-8a),(10-9)
により、
(10-22) g(V )[ξ' ] |
が成り立っていますから、
(10-23) |
g (V ) |
G(η) dη |
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ですから、(10-21),(10-23)
で
(10-24) W |
(10-25) G(η) |
と置けば、(10-13)
により (W )
= f(V )(10-15)
を用いると、
(10-26) |
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F(ζ ) dζ |
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となって、(10-2)
の U を V に変えた式が成立し、帰納法が完成しました。