( 1 )
物質に固定された座標を (t', x', y', z' )
(t, x, y, z)
go
= 1 / Ö________
1 - vc²
/²
(P12-1) |
ì ï ï ï ï í ï ï ï ï î |
to |
æ ç è |
t' |
vx' c ² |
ö ÷ ø |
x o(x' |
||||||
y |
||||||
z |
||||||
となります。
さて、物質に固定された座標におけるポテンシャルを j'
< c' º 1/Öemg = 1 / Ö
1 - emv²(7-26)
を用い、v の向きが逆であることに注意すれば、
(P12-2a) |
q |
Ö ( y' ² |
q |
Ö ² |
(P12-2b)A'x |
4p |
Ö ( y' ² |
4p |
Ö ² |
(P12-2c)A'y |
ゆえに、荷電粒子に固定された座標におけるポテンシャル j , A は、第34節 (34-44)
により
(P12-3a) |
oq( |
Ö ² |
q |
Öa ²x² |
( |
(P12-3b) Ax |
æ è |
A'x |
c ² |
ö ø |
o |
æ è |
c ²e |
ö ø |
qv |
Ö ² |
og |
æ è |
c'² |
ö ø |
4p |
Öa ²x² |
(P12-3c)Ay |
(P12-3d)Az |
となります。
また、 > c'g' = 1 / Ö
emv² - 1(7-31)
を用いることにより、領域 Ö
y' ²
+ z' ² / g' < vt' + x'Ö
y ²
+ z ² / g' < x / go
(P12-4a) |
q |
Ö (vt' |
q |
Ö ² |
(P12-4b)A'x |
2p |
Ö (vt' |
2p |
Ö ² |
(P12-4c)A'y |
となるので、
(P12-5a) |
oq( |
Ö ² |
q |
Öa ²x² |
( |
(P12-5b) Ax |
æ è |
A'x |
c ² |
ö ø |
o |
æ è |
c ²e |
ö ø |
qv |
Ö ² |
og |
æ è |
c'² |
ö ø |
2p |
Öa ²x² |
(P12-5c)Ay |
(P12-5d)Az |
となります。
( 2 )
媒体に固定された座標 (t, x, y, z)
Coulomb
ゲージのベクトルポテンシャルを º a eik·s
- iwt
(P12-6) |
すなわち ·
a = 0
(P12-7a)E |
e |
¶ |
iw eik·s |
(P12-7b) B |
となりますが、 = 0Maxwell
方程式 (M1)
と ·
a = 0
(P12-8)H |
¶ |
ì í î |
m o |
k( k |
ü ý þ |
eik·s |
k² |
aeik·s |
ですから、k , e , w の間には
(P12-9) k² |
の関係があることがわかります。第34節 (34-31)
によれば、誘電体が速度 v で動いて見える座標系におけるベクトルの成分は、誘電体に固定された座標における成分にLorentz
変換:
(P12-10)Λv |
æ è |
c | ö ø |
( |
|
| Γv |
を施せば得られるので、誘電体が速度 v で動いて見える座標系における量の成分を ' を付けて表わせば、
(P12-11) k· s |
æ è |
t | ö ø |
(Λv |
æ è |
t' | ö ø |
( |
æ è |
| ö ø |
æ è |
t' | ö ø |
( |
æ è |
t' | ö ø |
·s' - w |
|
| s | s' | Γv | s' | s' |
ゆえに
(P12-12a) |
(P12-12b)k' |
c ² |
となります。まず (P12-12a)
から、変換前後の角振動数の比として
(P12-13) |
w |
( |
が得られます。ただし = wκ = cκ · κ
= κ² v · vp = n²v · vp /c²
また = w'κ'(P12-12b)
の両辺を w'
(P12-14)κ' |
w |
æ è |
c ² |
ö ø |
v²κ |
さらに両辺に ²
= cκ'²κ'
= c²κ' ²v'p = n' ²v'p²κ
= n²vp(P12-13)
を用いれば、
(P12-15) n' ²v'p |
v²Γvvp |
が得られ、これは、位相速度そのものではなく、それに屈折率の2乗を乗じたものが、相対論的な速度の合成則(「相対性理論」第1節 (1-38)
参照)に従うことを意味しています。
さて、位相速度そのものの変換則を知るには n' を求めなければなりません。ところで (P12-11)
によれば、(
- w, k)(34-5)
により = Λ-v
GΛ-v(33-36)
により -1 = ΛvG -1Λv
(
- w', k' )
(P12-16) c²k' ² |
が得られます。したがって、両辺を w' ²
²k²
/w² = c²κ² = n²²k' ²
/w' ² = n' ²(P12-13)
を用いれば、
(P12-17) n' ² |
æ è |
w |
ö ø |
(n² |
n² |
( |
ただし b = v/c1 を加えれば ²
(P12-15)
に代入すれば、位相速度の変換則として
(P12-18) v'p |
( |
が得られます。
次に群速度の変換則を求めるため、(P12-12)
を逆に解きます。これは、(P12-12)
で座標を入れ替え、v を - v
(P12-19a) |
(P12-19b)k |
c ² |
c ² |
v ² |
(v · k')v |
となります。ここで (P12-12a)
を
(P12-20) v'gi |
¶ |
(vgj |
また、(P12-19b)
の第 j 成分を
(P12-21) |
¶ |
giv j c ² |
v ² |
viv j |
これを (P12-20)
に代入すれば、
(P12-22) v'g |
²v · (vg |
v'g |
v ² |
{v · (vg |
右辺第一項を移項して両辺に g-2 = 1 - vc²
/²
(P12-23) |
æ è |
v· vg |
ö ø |
v'g |
すなわち
(P12-24) v'g |
vg |
が得られ、位相速度の場合と異なり、群速度は相対論的な速度の合成則に従います。
次に座標変換後の電磁界を求めます。
まず電場は、第34節 (34-53)
で v を - v
(P12-25a)E' |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
また、変換後の電束密度は、第34節 (34-57)
で v を - v
(P12-25b)D' |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
となります。更に º (k
´ a)/(wmo) ·
b = 0(P12-9)
と ·
a = 0
(P12-26)k |
k(k |
k²a |
ですから、これと (P12-7)
により
(P12-27a)H |
m o |
iw eik·s |
(P12-27b) D |
となりますから、変換後の磁場は、第34節 (34-55)
で v を - v
(P12-28a)H' |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
また、変換後の磁束密度は、第34節 (34-56)
で v を - v
(P12-28b)B' |
|
|||||||||
|
||||||||||
|
となります。
さて、誘電体に固定した座標では、誘電率がスカラーですから、第31節 (31-41)
直後の注意により、光線速度と位相速度は一致します。
また、誘電体の誘電率 e は一般に w の関数ですが、これを、考えている特定の w における e の値に固定して定数とみなしたときの群速度を w と置くと、第31節 (31-36)
直後の注意により、光線速度と w は一致します。すなわち
(P12-29) vr |
κ κ ² |
k ² |
ゆえに、このようにして誘電率を固定した場合の、誘電体が運動して見える座標系における群速度を (P12-24)
により
(P12-30)h w' |
w |
g ² |
(v · w)v |
æ è |
( |
v·k |
ö ø |
v |
² |
ただし
(P12-31)h |
v· w |
v· vr |
c ²k² |
v·k |
です。一方、(P12-25a)
と · a = 0
(P12-32a) v · E' |
(P12-32b) k · E' |
æ è |
v ² |
·k - g ² |
ö ø |
eik'·s' |
ゆえに、(P12-30)
と (P12-32)
により
(P12-33a) w' ·E' |
がわかります。同様にして
(P12-33b) w' ·H' |
もわかるので、Poynting vector
に平行、すなわち光線速度 r
ここでさらに
(P12-34) v'r |
が成り立つことを証明しましょう。両者は平行なので、第31節 (31-5)
により
(P12-35) κ' ·w' |
を証明すれば十分です。(P12-12a)
と (P12-19a)
により
(P12-36) v · kk' |
g |
g |
g |
( |
ですから、これと (P12-30),(P12-19b)
により、
(P12-37)h w' |
|
|||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
ゆえに、これと (P12-30),(P12-19b),(P12-16),(P12-31)
を用いれば、
(P12-38) hk' ·w' |
|
|||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
となって、(P12-35)
は証明されました。よって、(P12-34),(P12-30),(P12-29),(P12-31)
により
(P12-39) v'r |
vr |
となって、光線速度についても相対論的な速度の合成則に従うことがわかりました。
ここで (P12-37)
を解釈すると、1 より大きければ 1 - 1/n²
> 0
最後に、誘電体に固定した座標におけるこれらの速度が - v
一般に + g-1Γv(
- v) = 0g
= - v(P12-24)
により g
= 0
また、 ·
κ = - 1w + v · k
= w(1 + v · κ) = 0(P12-12a)
により w' = 0p
= 1/κ' = w'/k' = 0(P12-25a),(P12-28a)
の中括弧の中の第1項は共に消えるので、Poynting vector
は消え、従って r
= 0
ところで誘電体に固定された座標における位相速度と光線速度は (P12-29)
により一致しますが、これが - vp · κ
κ= vp = 10 になり、かつ電磁場は時間的に定常になります。ところがこの場合は更に、v が k と平行であるため · a
b= v · = 0(P12-25a)
と (P12-28a)
により、 = H' = 0(P12-25b),(P12-28b)
により、電束密度と磁束密度は消えません)。
( 3 )
静止した誘電体と運動する誘電体の間に、厚さ d の真空の領域があるものとして考え、d ® 0
一般に、電磁波の波面の法線と v を含む面内に含まれる任意のベクトルを、v に平行な成分(v の進行方向を正に取る)と、それに直交する方向(電磁波の進行方向を正に取る)の2つの成分からなる順序対で表わすことにします。
真空中を進む電磁波の = (
x, h) = (
x', h')²κ²
= κ' ²Snell
の法則(第32節 (32-23)
参照)により x' = x
(P12-40) Rn( |
また、ある座標で見た電磁波の = (
x, h) = (
x', h')(P12-14)
により
(P12-41) Vv( |
1 + vx |
(v |
ゆえに、屈折率 n の静止した誘電体を進む電磁波の = (
x, h) = (
x', h')-v Rn-1
(P12-42) Rn' V |
1 - vx |
( |
で、
(P12-43) |
1 + ( |
1 - vx + ( |
²( |
ですから
(P12-44) Vv Rn' V |
²( |
²( ( |
|
( |
また
(P12-45) Rn |
ゆえに
(P12-46) Vv Rn' V |
となって、v に平行な成分は変化しません。ゆえにこのような運動する誘電体の場合もSnell
の法則が成り立つことがわかります。
ここで両誘電体が同一物質、すなわち = n(P12-46)
の右辺を º (
x', h') º (
x, h)
(P12-47) κ' ² |
² |
²(n² |
|
²(n² |
|
( |
|
( |
|
( |
ただし q は入射角、q ¹ 0q'
(P12-48) |
すなわち同じ誘電体間でも、一方が運動していれば、q = 0q » vc'/(
2c²)
また光線速度については、運動する誘電体中の位相速度が境界面に垂直であると仮定すると、入射波が境界面に垂直なとき、Snell
の法則により屈折波の位相速度も境界面に垂直ですが、(P12-39)
のあとの注意により、光線速度 w' は境界面に垂直でなく、v の方向に押し流される形で屈折することがわかります。