SYNOP フォーマット


 例


 ◆◆◆◆◆構成◆◆◆◆◆

 SMJP60 RJTD 061200 PZE
 AAXX 06124
 47912 11/80 21308 10286 20244 30048 40089 53011 60002 71300 82903
   333 10326=

 111群
      IIiii IrIxhVV Nddff 1sTTT 2sTTT 3PPPP 4PPPP 5aPPp 6RRRt 7Wxww 8Nccc 9GGgg
 222群
      222Dv 0sTTT 1PPHH 2PPHH 3dddd 4PPHH 5PPHH 6IEER 70HHH 8aTTT
 333群
      1sTTT -- 前24hr 最高気温(0.1℃)
      2sTTT -- 前24hr 最低気温(0.1℃)


★第0節 
◆識別符号 (MiMjMj)
(a) MiMjMj ・・・地上観測は AAXX   船舶観測は BBXX である。
◆日付 (YYGGiw)
(a) YY ・・・ 日付(GMT)(観測が終了した実際の日付を表す。)
(b) GG ・・・ グリニッチ標準時による観測時刻(最も近い時間単位)
(c)  iw ・・・ 風及び測器の指示符
0 目視による風速 風速単位はm/s
1 風速計により測定した風速 風速単位はm/s
3 目視による風速 風速単位はノット
4 風速計により測定した風速 風速単位はノット
◆観測地点 (IIiii)
(a) II ・・・ ブロック番号
(b) iii ・・・ 地点番号
★第1節
◆指示符、雲低の高さ、地表の水平視程 (IrIxhVV)
(a) Ir ・・・降水群の有無を示す指示符
 

降水資料を通報する節

6RRRta郡

1 第1節 含む。
2 第3節 含む。
3 第1節、第3節ともなし 省略する。(降水がない)
4 第1節、第3節ともなし 省略する。(資料が入手できない又は通報しない)
(b) Ix ・・・観測所の型、現在天気及び過去天気の有無の指示符
観測所の型 7WxW1W2群
1 有人観測所 含む。
2 有人観測所 省略する。(重要な天気現象がない)
3 有人観測所 省略する。(観測しない、資料が入手できない)
4 自動観測所 含む。(有人観測と同じ符号表 4677,4561)
5 自動観測所 省略する。(重要な天気現象がない)
6 自動観測所 省略する。(観測しない、資料が入手できない)
7 自動観測所 含む。(有人観測と異なる符号表 4680,4531)
) h ・・・最低雲の底の地面からの高さ
0   50m未満         6  1,000m以上  1,500m未満
1   50m以上    100m未満 7  1,500m以上 2,000m未満
2  100m以上    200m未満 8  2,000m以上 2,500m未満
3  200m以上    300m未満 9  2,500m以上、又は雲がない
4  300m以上    600m未満 /  雲の底の高さ不明、又は雲の底は観測
5  600m以上  1,000m未満  所より低く、雲の頂は観測所より高い
(d) VV ・・・地表の水平視程
 (イ) VV=00〜50は100m単位
 (ロ) VV=56〜80は 1km単位
 (ハ) VV=81〜89は 5km単位
 (ニ) VV=51〜55は使用しない
 (ホ) VV=90〜99は、海上において視程を報じる場合に使用する

◆全雲量及び風向風速 (Nddff)
(a) N ・・・全雲量
 

10分雲量 8分雲量
0 0(一点の雲もない) 0(一点の雲もない)
1 1以下しかし0でない 1/8以下しかし0でない
2 2〜3 2/8
3 3/8
4 4/8
5 5/8
6 7〜8 6/8
7 9〜10(9以上しかし10ではない) 7/8以上8/8ではない
8 10(隙間なし) 8/8
9 天空不明又は雲量を測定することができない  
/   雲量を観測しない(自動観測所が使用)  
 (イ) Nには観測時に実際に見える雲量を報ずる。
 (ロ) さば雲(高績雲Ac又は層積雲Sc−半透明)が全天空に広がっていても、
   この雲形は常に切れ目があるのでN=7又はそれ以下で報ずる。
 (ハ) 霧又は他の類似現象(煙霧、黄砂、降灰、煙など)を通して青空又は
   星が見え、雲が全然認められない場合はN=0と報ずる。
 (ニ) 霧又は他の類似現象(煙霧、黄砂、降灰、煙など)を通して雲が観測
   される場合、雲量はこれらの現象が存在しないものとして報ずる。
(b) ddff ・・・風向及び風速
 (イ) dd ・・・・・ 風向(10°単位)
 (ロ) ff  ・・・・・  風速(単位はiwによる。日本はノットを使用する。)
 (ハ) 観測時前10分間の風向及び風速の平均値をddffで報ずる。
 (ニ) 風速をノット単位で報ずる場合、風速が100ノット以上199ノット以下のときは、
  ・ ddに50を加え、
  ・ 100を引いた値をffで報ずる。
◆気温 (1SnTTT)
(a) 1  ・・・ 指示符
(b) Sn ・・・ 温度の指示符  0:温度は正又は0 1:温度は負
  (2SnTdTdTd群に相対湿度(UUU)を報ずる場合はSn=9とし29UUUを報ずる)
(c) TTT ・・・ 気温(0.1℃単位、正負の符号はSnによる。)

◆露点温度 (2SnTdTdTd)
(a) 2  ・・・ 指示符
(b) Sn ・・・ 温度の指示符  0:温度は正又は0 1:温度は負
  (2SnTdTdTd群に相対湿度(UUU)を報ずる場合はSn=9とし29UUUを報ずる。ただし、日本では使用しない。)
(c) TdTdTd ・・・ 露点温度(0.1℃単位、正負の符号はSnによる。)

◆海面更正気圧 (4PPPP)
(a) 4  ・・・ 指示符
(b) PPPP ・・・ 海面更正気圧(hPa単位、1000の位は省略する。)

◆気圧変化傾向 (5aPPp)
(a) 5  ・・・ 指示符
(b) a  ・・・ 観測時前3時間を通じての気圧変化傾向
0

上昇後下降  現在の気圧は3時間前の気圧と等しいか又はそれより高い
1

上昇後一定、上昇後緩上昇 現在の気圧は3時間前の気圧よりも高い
2

一定上昇、変動上昇
3

下降後上昇、一定後上昇、上昇後急上昇
4   一定 現在の気圧は3時間前の気圧に等しい
5

下降後上昇 現在の気圧は3時間前の気圧に等しいか又はそれより低い
6

下降後一定、下降後緩下降 現在の気圧は3時間前の気圧より低い
7

一定下降、変動下降
8

一定後下降、上昇後下降、下降後急降下
※ 自動気象観測所の通報において、気圧変化傾向が正の場合はa=2、負の場合はa=7、
 また、気圧が3時間前と同じ場合は、a=4と報ずる。

◆降水量 (6RRRtr)
(a)     ・・・ 指示符
(b) RRR  ・・・ trによって指示した期間の降水量
  降水量(mm)   降水量(mm)
000 使用しない 990 微  量
001 991 0.1
002 992 0.2
003 3 993 0.3
・・・ ・・・・ 994 0.4
・・・ ・・・・ 995 0.5
986 986 996 0.6
987 987 997 0.7
988 988 998 0.8
989 989以上 999 0.9
) tr  ・・・ 観測時までの降水量を測定した時間間隔を示す指示符(6時間単位)
  ・ 日本では地上の観測所の降水資料の通報に第1節を使用し、
   00Z及び12Zに前12時間の降水量(ir=2)を報ずる。
   06Z及び18Zに 前6時間の降水量(ir=1)を報ずる。

◆現在天気 (Wx)・過去天気 (W1W2)       (7WxW1W2)
(a)    ・・・ 指示符
(b) Wx  ・・・ 現在天気

<<<天気番号とその内容>>>

00-49   観測時に観測所に降水なし
  00-19 観測時又は観測時前1時間内(ただし、ww=09及び17を除く)に、観測所に降水、霧、氷霧(ww=11及び12を除く)、砂塵あらし又は地ふぶきがない
  20-29 観測時前1時間内に観測所に降水、霧、氷霧、又は雷電があったが、観測所にない
  30-39 砂塵あらし、地ふぶき
  40-49 観測時に霧又は氷霧あり
50-99   観測時に観測所に降水あり
  50-59 霧雨
  60-69
  70-79 しゅう雨性でない固体降水(雪等)
  80-99 しゅう雨性降水又は雷電を伴う降水
◆過去天気 (W1W2)  
) W1W2 ・・・ 過去天気
0   全期間を通じて雲量5以下
1   全期間のある時は雲量6以上、ある時は5以下
2   全期間を通じて6以上
3

砂塵あらし、高い地ふぶき(視程1km未満)
4

霧、氷霧(視程1km未満)又は濃煙霧(視程2km未満)
5

霧雨
6
7 雪又はみぞれ
8 しゅう雨性降水
9 雷電−降水を伴わなくてもよい
※0〜2の時は通報は省略される。
※00Z,06Z,12Z及び18Zには、観測時前6時間が適用される。
※03Z,09Z,15Z及び21Zには、観測時前3時間が適用される。
※W1及びW2に適用する時間間隔内に過去天気が1つしかない場合、
 W1及びW2の両方にその数字符号を報ずる。(例:適用時間中降雨が継続している場合、W1W2=66と報ずる。)


◆雲形 (8NhClCmCh)
(a)    ・・・ 指示符
(b) Nh  ・・・ 全てのCl(下層雲)に属する雲の雲量、又はClがない場合は全てのCm(中層雲)に属する雲の雲量
  Cl:層績雲(Sc)、層雲(St)、積雲(Cu)、積乱雲(Cb) Cm:高積雲(Ac)、高層雲(As)、乱層雲(Ns) Ch:巻雲(Ci)、巻積雲(Cc)、巻層雲(Cs)
    Cl (下層雲)が無い     Cm (中層雲)が無い     Ch (上層雲)が無い
積雲−へん平又は悪天候下のものでないときの積雲−断片又はそれらの共存 高層雲−半透明 巻雲−毛状又は巻雲−かぎ状空に広がる傾向はない。
積雲−並又は積雲−雄大:雲低が同じ高さにある、積雲−断片、積雲−へん平、層績雲があってもよい。 高層雲−不透明又は乱層雲 巻雲−濃密空に広がる傾向はない。積乱雲からできたものではない、又は巻雲−房状
積乱雲−無毛:積雲、層績雲、層雲があってもよい。 高積雲−半透明;1層をなし、全天をおおう傾向はない。 積乱雲からできた絹雲。
積雲が広がってできた層績雲;積雲があってもよい。 高積雲−半透明;レンズ状のもの、絶えず形が変化し、また、できたり消えたりする。全天をおおう傾向はない。 巻雲−かぎ状又は巻雲−毛状又はそれらの共存、次第に空に広いてがっていく、普通全体として厚くなっていく。
層積雲:ただし積雲が広がってできた層績雲を除く。 高績雲−半透明;帯状のもの又は高積雲−半透明又は高積雲−不透明、1層又は2層以上の層をなす;これらの雲は、いずれも次第に空に広がっていく、また全体が厚くなっていく 巻雲(しばしば放射状である)と巻層雲又は単に巻層雲、次第に空に広がっていき、全体として厚くなっていくが、連続したベール状の層は地平線上45°以上には達していない。
層雲−霧状又は悪天候でないときの層雲−断片 積雲又は積乱雲が広がってできた高積雲。 巻雲(しばしば放射状である)と巻層雲又は単に巻層雲、次第に空に広がっていき、一般に全体が厚くなっていく、連続したベール状の層は地平線上45°以上に広がっているが、全体をおおってはいない。
悪天候下の層雲−断片又は積雲−断片(ちぎれ雲);通常高層雲又は乱層雲の下にある。 高績雲−不透明又は2層以上の高積雲−半透明;雲が全天に広がる傾向はない。又は高層雲か積乱雲を伴う高積雲。 巻層雲、全天をおおう。
積雲と層績雲;ただし、この層績雲は積雲が広がってできたのではなく、積雲とは雲低の高さが違う。 高積雲−塔状又は高積雲−房状 巻層雲、空をおおっていないし、また、それ以上空に広がる傾向はない。
積乱雲−多毛(かなとこ状をしていることが多い);積乱雲−無毛、積雲、層績雲、層雲、ちぎれ雲があってもよい。 混沌とした空の高積雲で、一般にいくつかの層になっている。 巻積雲又はChの雲の中で巻積雲が卓越している。
  Clの雲が暗く見えない。霧、風じん等の現象でClの雲が見えない。     Chの雲が暗く見えない。霧、風じん等の現象でChの雲が見えない。低い連続した雲層があってChの雲が見えない。
 

◆雲底高度 (9hh//)・・・・日本では使用しない。
(a)    ・・・ 指示符
(b) hh  ・・・ 最下層の雲底の高さ
  30m単位   300m単位   1,500m単位   日本以外
00 < 30m 56 1,800m 81 10,500m 90 50m未満
01  30m 57 2,100m 82 12,000m 91 50〜100m
02  60m 58 2,400m 83 13,500m 92 100〜200m
・・ ・・・・ ・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・ 93 200〜300m
・・ ・・・・ ・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・ 94 300〜600m
・・ ・・・・ ・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・ 95 600〜1,000m
・・ ・・・・ ・・ ・・・・・ ・・ ・・・・・ 96 1,000〜1,500m
48 1,440m 78 8,400m 87 19,500m 97 1,500〜2,000m
49 1,470m 79 8,700m 88 21,000m 98 2,000〜2,500m
50 1,500m 80 9,000m 89 >21,000m 99 2,500m以上又は雲なし
※51〜55は使用しない。

★第2節〜第5節 
節番号 指示数字又は識別数字群 通 報 内 容
222 海上又は沿岸観測所からの資料
333 地区交換の資料
444 雲底が観測所より下にある雲の資料(国の取り決めによる)
555 国内交換の資料
   333Gr
      1sTTT -- 24hr Max Temperature(0.1℃)
      2sTTT -- 24hr Min Temperature(0.1℃)
      4Esss -- Snow Depth(cm)
      7RRRR -- 24hr Preciptation(0.1mm)

   555Gr
      0sTTT -- 15hr Max Temperature(0.1℃)
      15SSS -- 3hr Snowfall(cm)
      16SSS -- 6hr Snowfall(cm)
      19SSS -- Snow Depth(cm)


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