記述の練習
・ 短い一文を積み上げて書き、慣れてきたらつなぎ言葉を使うこと
・ 一文は長過ぎないようにすること
・ 主語と述語をなるべく近くに置くこと
・ 「なので」、「〜したんで」「あと」という話し言葉ではなく、書き言葉で書くこと
・ 「どのような気持ちですか」という問いに対しては、その感情がプラスの感情かマイナ
スの感情なのかはっきりさせて、+、−と設問の余白に書き、それに添って書くこと
自由記述の場合は、「どのような気持ちから何がきっかけでどのような気持ちに変化
したか」まで書くことを求められている場合が多い
・ キーワードは、文中に繰り返し出てくる、あるいは、言い換えてでてくる言葉である
ことが多いので、自分が線引きした部分に注目すること
・ 設問に合った文末にすること(理由を聞かれているのならば、文末は〜だから、どの
ようなことですかと聞かれているならば、文末は〜こと)
・ 助詞の使い方で、より質の高い文章になることを経験させてあげること
記述をもう一歩――御三家などの記述問題を解くために
@ どのような書き方をしているのか、子どもの書き方の癖を見抜き、正すこと
たとえば
・ 主語と述語が離れすぎている
・ 一文が長すぎる
・ 書き言葉を使っていない
・「です・ます」と、「である・だ」をまぜて使っている
・ つなぎ言葉の使い方が正しくない
A 設問からポイントが外れている場合
・ 設問も本文も正確に読む練習をすること
・ 記述の設問で問われていることに線引きをして心に留め、本文に印をつけながら読み進
めること
・ 余白にメモをすれば、はっきり捉えられる
B 解答と照らし合わせると、キーワードが足りない場合
・ 子どもはキーワードをT〜2個選ぶと安心してしまい、それを使って強引に書いてし
まう
・ 記述をするのに必要な言葉を文章中から選び、印をつけてはっきりさせておくこと
・ あいまいな記憶に頼らず、必ず文章に戻って確認をしてから解答をすること
C 心情の書き方
・ 自由記述の場合は、あっさり書くのではなく心情が変化した理由や背景も含めて書く
こと。「それまで〜の気持ちだったが、〜をきっかけとして〜の気持ちに変化した」
とする。
・ 字数制限がある場合は、それに合わせて上記の文章のどこを書くか
D 意見文の書き方
・ まず、賛成か反対かを書き、次にその理由を書くこと
・ 「〜の意見に賛成します。(反対)。なぜかというと、まず〜と考えるからです。次に
〜と考えるからです。以上の理由で賛成(反対)をします。」