中学受験 国語
「ミス問直し」と自己管理
国語の学習は、塾のプリント、組み分け、模擬試験等のミス問を、やり直すことが必要です。直したあとに、自分がどのような間違いをしたのかを、そのプリントに赤ペンで大きく自分で書かせます。。たとえば、設問の読み違いとか、選択肢のとらえ方がいい加減だった(私は検証不足と書かせます)というように。
「直しておしまい」ではなく、自分の現実を捉えさせることで、次につなげるのです。次回の間違え直しの時に、前回の赤ペンの反省が正されているか、あるいは同じミスを繰り返しているのかを必ず自分で確認させてください。具体的に、自分のミスを自分にわからせるのです。
このようにして、自分を管理する場面を少しずつふやしていくことが、受験を受験として終わらせるのではなく、子どもたちの成長につなげていくことになると考えます。
しかし実際は、まだまだ無理なので、親が子どもの現実を把握して、あたかも、子どもが自分でやっていると感じるように、それとなく仕向けていくということになります。自転車の補助輪をはずして練習するときに、一人で乗れたと思わせる、あのテクニックと同じです。
受験を経験することで子どもは成長しますが、親も相当な忍耐を学ぶことになります。私も、我が子に対しては自分を抑えられずに、ずいぶんひどい言葉をなげつけました。不安な時は塾の先生に相談に乗っていただき、乗り切ったこともたびたびです。
かわいいがために、また、こうあってほしいと思うがために、本当の子どもの姿が見えなくなってしまうのですね。
その子なりに一生懸命やっている子どもたちのために、どうぞ、心を尽くしてください。