徒然日誌


2002.10.28
丸山真男は珈琲がお好き

大学図書館の入り口にはポップなイラスト入りで
こんな注意書きが貼ってあります。
『図書館への飲食物の持ち込みは、資料を汚す恐れがある為禁止です』
普段、車の影も見えない横断歩道ですら信号待ちをしてしまう程
小心者の私にとって、この程度の張り紙でも効果は大です。
しかし私はこの警告に限って無視を決めこんでいます。
なぜならゼミの課題である書籍、
まるで悪魔のバイブルのような魔力、いえ、魅力をもって
20ページごとに強烈な睡魔を放つ物体を前に、
強力なカフェインなしではなすすべもないからです。
そこで図書館でゼミの課題をこなすときはいつも、
コーヒーを鞄に忍ばせて、入口をくぐっていたのです。
しかし、ここで一つ問題が発生します。
コーヒーを水筒に入れていたら、
前転倒立しながらゲートをくぐったって問題はありません。
しかし本やらノートやらで米袋ぐらいの重さがある鞄に、
必要以上の質量をプラスしたくはないのです。
そこで大抵、大学近くのコーヒーショップでコーヒーを買い、
鞄の中に忍ばせて図書館に持ち込んでいたのです。
閲覧席は地上三階から地下五階まであり、
ありがたいことに地下深くの閲覧席はほとんど人がいないのが常です。
私は天井高が低く暗いところで勉強するのが大好きなので、
人気がなくこっそりコーヒーも飲める地下四階閲覧席は
二重にお気に入りの場所なのです。
その日私は、鞄を傾けないように注意しながらゲートをくぐり、
ちっとも来ないエレベーターに呆れ
階段を使って地下四階まで降りることにしました。
やれやれといつもの自分の場所と決めている閲覧席に鞄を置き、
開けた瞬間目に飛び込んできたものは・・・
真横に倒れて、飲み口のシールがはがれた本日のコーヒー(Sサイズ)。
まぁ、よい香り、と思ったのも束の間。
事態はもっと深刻です。
コーヒーの紙カップを取り上げてみたところ、残っていたのは一割ほど。
残りは全部鞄のなかに降り注いでいたのでした。
さぁ、大変。慌てて鞄の中のものを机の上に並べます。
定期入れ、お財布、携帯電話等、被害ナシ。
ノート三冊、教科書二冊被害軽微。
そして分厚いゼミの課題図書、
丸山真男の『戦中と戦後の間』(厚さ5cm)は・・・、
下から三cmほど見事にコーヒー色に染まっているではありませんか。
表紙をぐっと抑えると、じんわりコーヒーが滲み出てきます。
とほほほほ。
しかし悲劇はこれでは終わりません。
鞄の中は、傾ければ流れるくらいコーヒーが溜まっていたのです。
私は代わりの鞄なんて持っていません。
だからといって手にこの荷物を抱えていくことも出来ない相談です。
そこで私がとった選択は、
貴重品以外の荷物をその場に置き、
鞄をもってトイレの洗面所へ向かうというものでした。
建築設計上の欠点かはたまた私への嫌がらせか、
なんと地下一階と地上階にしかトイレはないのです。
えっちらおっちら階段を上がり、こっそり鞄を洗います。
ごしごし、そして、ごしごし。
無言で作業する間、私の頭に去来するのは
誰か来たらなんて言い訳しよう、という思いです。
まるで殺人の証拠を隠滅している犯人の心境です。
あらかた洗い終わると鞄を抱えてこっそりまた地下四階に戻りました。
地下室のどの階でも、空気の循環のため、扇風機がおいてあります。
またまたこっそり私は自分の閲覧席近くに扇風機を持ってきます。
そして椅子の背に鞄をかけるとスイッチを押し乾かしたわけです。
紆余曲折はありましたが、まぁこれでやれやれといったところです。
そこで始めの警告を思い出しました。
『図書館の中に飲食物を持ち込ではいけません』
自分の書籍を汚して、初めてこの意味を知りました。
しかしそれにしても自分の行動がだんだん
大胆不敵になってきたというか、おばさん化してきたというか、
私は将来が不安でなりません。

みやび


2002.10.25
もらった!

ドールハウスやミニチュアのサイトってあまり多く無いので
ネットサーフィンをしていても同じところをぐるぐるしてたりします。
でも!今日またひとつ素敵なサイトを見つけました。
正確に言うと見つけた、のではなく
久々に伺ったらリニューアルされていて、内容もボリュームも
前以上にとっても素敵になっていました。
それで、ぐるーっと見させて頂いて、
とっても楽しい気分になって帰ってきました。
なんだか製作意欲をもらった気分です。

はる


2002.10.22
どうでも良いことだけど…

今週末、私の住んでいる地域では補欠選挙が行われます。
なので、あっちでもこっちでも最後の追い込みとばかりに
選挙運動を繰り広げられています。
各候補者の選挙カーも良く見かけるのですが、
ひとつ、どうにも気になる事があるのです。
それは「連呼」。
候補者の名前を選挙カーがやたら連呼しているのです。
例えば、こんな感じ。
「○○、○○、××党公認の○○でごさいます。○○、○○、○○の応援をよろしくお願い致します」
…名前を覚えてもらえればそれでOK、なんでしょうかね?
なんだかいい加減にしろっていう気分になるし、うるさいし
逆効果になると思うんですけどねー。
選挙があるたびに、感じることです。

はる


2002.10.17
美しきものは…

永久の喜び、と申します。
ミロのヴィーナスが美しいのは黄金比がうんぬん、だそうですが、
これに勝るとも劣らない素晴らしい曲線美があるのです。
JRで通勤通学の方はご存知でしょうけど、
Suicaのペンギン、あの愛らしさ美しさにかなうものは
果たしてこの世に存在するのでしょうか?
否、否、否でありますっ。
モノトーンのスタイリッシュは体色。
見事な曲線を描くおなか。
ちょっと小首をかしげたあたりがなんとも魅力的な、
あのペンギンです。
一度その魅力に取り付かれたら最後、
毎朝JR改札を通る度に、小声でつぶやき、
ペンギンに笑いかけてしまうはずでしょう。
さぁ、皆さんごいっしょに。
「たっち&ごー!」
これで今日も良い日になります。

みやび


2002.10.15
どうせ私はコメディアン

大学図書館前のたった二段の階段を降りたとき、
足元の地面が傾きました。
何事!?まさか地軸の変動か!?(私はSFファンです)
なんて思って周囲の人々を見回しましたが、別に普段と変わらぬ様子。
では一体何が…、とふと足元を見ると、
ずげげげ、片方のブーツのかかとと底が
根こそぎ取れてるじゃありませんか。
そのブーツはもう破棄寸前な程ぼろぼろで、
次の日新しいブーツを買いに行こうと思ってたところなのです。
まぁ、寿命といえば寿命なんでしょうけど、
タイミングが最悪です。
取り敢えず階段に座り込んで対策を練ることにしました。
現在時刻は五時過ぎ。
やや大学では遅い時間ですし、授業中なので人はまばらです。
この状況ははたして有利か、それとも不利なのか?
友人に助けを求めようにも、
時間からして捕まらない可能性が大きいでしょう。
しかも、絶対笑われる
大学から一番近い靴屋さんまでは、300m程。
あまり悩む暇もなかったので強行作戦に出ました。
起伏激しい石畳をばからん、ぱからんと靴音響かせて歩いたのです。
その姿は間抜けそのもの。
靴屋さんにたどり着くまでまた波乱万丈の物語があるのですが、
それはまた別の機会に譲りましょう。
っていうか、今はもう思い出したくありません…。

みやび


2002.10.11
時が過ぎるのは早い

普段はぼへ〜んとしていて、あんまり意識しないのですが
最近、時間が過ぎていくのが早い気がします。
今年もあと残すところ2ヶ月!とか、
もうクリスマス用品が売られている!とか、
そう感じる要因はいろいろありますが
なんてったって一番感じたのは、クイド・クイドの
「新着情報」を見たとき。
「最後に新作をアップしてから2ヶ月近くたってる…!」
いや〜、時間がたつのは早いものです。
出来るだけ早く新作をアップしたいと思います、ハイ。

はる


2002.10.8
EXODUS

渋谷のBunkamuraで開催されている、
セバスチャン・サルガド写真展を見てきました。
「国境を越えて EXODUS」という題名の写真展は
その名の通り、難民・亡命・移民をテーマにしたもので
全てモノクロ写真という構成でした。
貧困・紛争・弾圧…といった苦難のなかで生きる人々の
写真は、とても悲惨なものもありましたけれど
確かに彼らはそこで生きているのだと強く感じさせてくれました。
特に印象深かったのは「子どもたちのポートレート」と
名付けられた一連の子どもたちの写真で、
ルワンダ、パレスチナ、ブラジル、アフガニスタン等々
住んでいる場所や民族が違っても、みんな強くて真直ぐな瞳で
こちらを見据えているのです。
写真に反射して映ってる自分の顔はこの子どもたちのように
意志のある強い眼差しを持っているだろうか、と
考えさせられました。
写真展についての詳細はこちらから。

はる


2002.10.4
おむすびころりん。じゃなくて良かった

大学の就職ガイダンスに参加すべく、
大人数が収容できるホールに入りました。
ちょっと遅刻した為、席はほとんど埋まっていましたし、
すぐにもガイダンスが始まりそうだったので、
慌てて座る席を探したのです。
やっと一席見つけたので、猛ダッシュ。
したのは良かったのですが、かなりきつい勾配を
駆け下りていることを忘れていました。
自然、足が止まりません。
しかもその日、手提げカバンの中は
六法一冊、教科書三冊にノートパソコン。
重心が下にあるため尚更止まらないのです。
この日ほどカンカンなるミュールを恨んだ日はありません。
通路の両脇の学生が、不思議な生き物でも見るように
けたたましい音を立てて、勢いよく階段を下りていく私を
振り返っていました。
あぁ、恥ずかしい。

みやび



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2002.92002.82002.7
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